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迫り来る異形!敵を制作中のクトゥルフ×学園モノホラーRPG『Drifter Bizarre[ドリフタービザール]』進捗#7

ハーイ、ホラーゲーム作家のかずぞうです。クトゥルフ×学園モノホラーRPG『Drifter Bizarre[ドリフタービザール]』前回の進捗で、登場キャラクターすべてが完成し、公開しました

しかし本作はRPG。登場キャラクター以外に敵キャラクターが必要です。なので現在、敵キャラクター達をがんばって制作中!!

…というわけで今回は、完成した敵キャラクターをご紹介していこうと思うのですが…。本作RPGといってもホラーRPGなので、出てくる敵をあらかじめ全公開してしまうと、プレイした時に怖くないだろうと思います。

「あーはいはい、お前出てくるんだろ?知ってた、知ってた」と、まるで居酒屋で顔見知りにあったかのような形になっちゃうとね。怖くないもんね。

とうわけで、敵キャラクターについては、3体の紹介に留めたいと思います。すでに公開している敵キャラクターと合わせて合計4体。あとはリリースまでのお楽しみ。

まずは公開済みの敵キャラクターから振り返ってみましょう。

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人型。八十籠目(やそかごめ)高校の制服を着ていることが特徴的なキャラクターでした。

一応、動くところもアップしています。こんな感じ。

続いては今回初公開のキャラクター。どことなく虫…というか蟲的な感じの敵ですね。異界化した学校内は、こんな感じの生物がうろちょろしているわけです。

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で。ここまで公開した一体目と二体目なんですが、ホラーRPGの敵キャラクターとしては悪いものじゃないと思うのですが、クトゥルフ神話テイストという観点からすると弱いと感じられている方もいるんじゃないかと。

そこで次のキャラクターは、クトゥルフ神話的なヤツにしましょう。

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飛行するポリプです。クトゥルフ神話の異形のひとつですね。ただこれ、飛行するポリプではありません。

どういうことかというと、本作はクトゥルフ神話をコズミックホラーとして捉えていまして。コズミックホラー、超自然的な恐怖。…つまり、この世には人間の知覚できない、人間の能力を大きく超えた存在がいて、人間はただただ翻弄されるだけなのだ…という恐怖。クトゥルフ神話の作者であるHPラブクラフトが描こうとしていた恐怖です。

先に書いた通り、キャラクターが出た時に「あーはいはい、お前出てくるんだろ?知ってた、知ってた」となってしまうと、怖くはないと思います。…いや、お馴染みのキャラが出てくるのは嬉しい。でも、怖くはないよね…という。

たとえば、人間の能力を大きく超えた存在という意味では、ライオンヒグマホオジロザメなんかも当てはまります。これらの動物は動物園で見る分にはカワイイで済むのですが、野生の状態であったら恐怖でしょう。実際、ヒグマが人里に降りてくると、ニュースになるくらいです。

…ただ、我々はライオンやヒグマ、ホオジロザメといった生物がどんな生き物か、知っています。図鑑を見れば、何科何属でどんな生態なのか丸わかり。なので、野生であったら殺されるかもしれないという怖さはあるものの、ホラー的な、正体不明で何をされるかわからない恐怖というのは感じません。

これはクトゥルフ神話の異形のようなホラークリーチャーも同様で、我々が既に知っている存在には、あまりホラー的な恐怖を感じないハズ。『リング』の貞子も『呪怨』の伽椰子も、『13日の金曜日』のジェイソンも『エルム街の悪夢』のフレディも、あまりに繰り返し出てきてるから、キャラクターとして馴染んじゃってますよね

なので、ホラー的な怖さを保つ上では、クトゥルフ神話の異形なんだけど、一般的に知られている異形と同じとは言えないかも…というラインを保ちたい

またこれは、クトゥルフ神話の世界観と相いれないものではないと思います。…というのも、そもそもクトゥルフ神話の異形の名前は、我々人間の言葉では発音できないという前提のものが多い。

なにせ我々人類の能力や文化をはるかに超えた存在なので、我々が正確に知ることのできる範囲など極めて小さいわけです。小さい上に、本当に正確に知っているのかどうかもわからない。

だから、もしかしたら、クトゥルフについて今の我々に伝わっていることは細かい部分で正しくないのかもしれません。そもそも、同じ人間のことですら、大きく時代が離れるとわからなくなってしまうんです。考古学をもってしても、我々の過去の時代について正確には知り得ないですよね。

長くなりましたがそんな感じで、この飛行するポリプは、クトゥルフ神話として伝わっている飛行するポリプに類似する存在ですが、伝承と同一かどうかはわかりません恐らく飛行するポリプだろうという存在です。

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三体目。ビヤーキーです。これもまた、クトゥルフ神話の異形のひとつとして伝わるビヤーキーに近い特徴を持っているので、恐らくビヤーキーだろうという存在。完全に同一の存在かどうかは、我々人類の知能・技術で知り得ることは難しいでしょう。

…というわけで、異界へと入り込んでしまった八十籠目高校では、こうした敵キャラクターたちが襲い掛かってきます。

で。動画でもお伝えした通り、私の仕事の忙しさ的に、これまでよりゲーム制作の時間が少なくなっていることと、この先ゲームの細かな調整などが増えていくこともあって、進捗として皆さんにお見せできる頻度が減っていきそうです。

ただ、ゲーム自体は当然継続して作っている状況ですし、コンスタントに報告を行っていく予定。よろしくお願いいたします。

ではでは、また来週!もしよかったら、フォロー&スキをお願いします!


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タナカデスヒロ@ホラーゲーム作家
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