#21 檜原村で氷点下キャンプ+ミニベロ輪行キャンプツーリング
3か月ぶりの折たたみ自転車(ミニベロ)+電車輪行+キャンプ+ツーリングです。
東京都檜原村の、山の中腹にあるOine Villageで氷点下キャンプしてきました!(東京都で島を除くと、唯一の「村」が檜原村のようです)
1日目(行き)は、
中央線/武蔵五日市駅まで電車輪行、駅からキャンプ場までは10㎞程度を自走、寒い中でキャンプを楽しむ。
2日目(帰り)は、
多摩川サイクリングロード(略して「多摩サイ」)をメインに、
70㎞超を自走して家まで帰ります。
ちなみに前回の自転車キャンプは、最高気温が35度(多摩川沿いの川井キャンプ場)、今回のキャンプ場の予想最低気温は、氷点下1度!
この気温差を埋めるために、心配性な私としてはお金で解決しておきます。自転車での冬キャンプは初めてなもので、大量のニューグッズをお買い上げ。
ユニクロで、手袋とネックウォーマー:これがないと冬のサイクル出来ません。
モンベルで、フェイスマスク:顔の下半分と耳をカバーします。
Amazonで、3000円程度のシュラフ(寝袋)カバー:結局カバー内で結露してしまい、明け方は寝袋がびっしょりに。タイベック生地のせい?値段のせい?
ふるさと納税で、少し大きめの焚火台:暖房は焚火だけ。小さい焚火台では暖がとれません。
自転車アパレル屋で、ハンドルバーバック:荷物がかさばるので、容量13リットルを追加。
着るものは普段使っている、手持ちアイテムで対応します。
登山用などではないので、かさばります。
結果、日本一周している感じの人になってしまった。
不安いっぱいで、いざ出発!
重い荷物を抱え、行きは電車輪行です。
中央線快速で武蔵五日市駅まで行き、駅からキャンプ場まで10㎞を登り基調の自走です。
途中で、手打ちラーメンが有名と思われる「たちばな家」で昼食。
(店名に家がつきますが、こってり横浜家系ラーメンではありません。)
あっさりとしたしょうゆ味に、柔らかめの手打ち麺が絶妙です。
個人的には固めの麺が好きですが、これはありかも。
昭和感満載の店構えでしたが、内装はこじゃれた感じでした!
ここからキャンプ場まで2㎞程度。
すぐ着くかな、と思いきやラスボス登場!!
キャンプ場手前の100m程度の坂と、キャンプ場入ってからの坂道はえぐいの一言。僕なんかでは、漕いで登るのは絶対無理です。
手で押し上げたのですが、めっちゃくちゃ辛い。1秒待たずに筋肉痛。
管理棟に着いたときは、息が切れてしゃべれませんでした・・・。
さて、キャンプ場。確実に穴場と思われるOine Village。
日曜泊のせいか、完ソロのようです。
山の斜面を開拓していて、沢沿いから斜面上部まで、全部で11~12サイト程度ありそうです。
ここまで来たからには、さらなる自転車の手押しも厭いません。
管理棟からさらに押し上げて、上から二段目のサイトを選択。
(一番上のサイトは通路のようになっており、落ち着きませんでした)
キャンプ場内の徒歩移動は高低差が激しく、けっこうな登山状態。
トイレ行くだけで足腰鍛えられます。これは瘦せられるかもしれません。
設営後、買った薪と水を運ぶのは、苦行以外のなにものでもありませんでした・・・
ところでこのキャンプ場、とくに明記はないですが、絶対にソロメインのキャンプ場。
ファミリーどころか、デュオでもきつそうな狭いサイトも数か所。
車の横づけが出来そうなサイトも1,2か所程度しかなかったんじゃないでしょうか。しかも4WD限定と思われるオフロード坂道。
そういえば、軽トラックで荷物の運搬サービスがあるようです。
斜面には階段も多くあり、カートでも運搬はきついと思います。
トイレとシャワーは、とてもきれいでおしゃれ。
トイレは男女1つずつ。シャワーは1つ。土日は少し混むかもしれません。
設営も終わり、追加の薪を集め、シャワーで汗を流して、一人で乾杯!
と、ビールを飲むと一気に身体が冷えて、お酒が進みません。
というわけで、焚き火開始!
ちなみに今回は、寒さ対策としてタープ泊ではなく、テント泊にしました。
車キャンプだったら、いつものモンベルのダウン寝袋に、2000円で買った寝袋をカバー代わりにして、寝袋2つで寝ています。
ただ自転車だと、二つも寝袋を積めず、モンベル寝袋一つ(コンフォート0度)なので、ちょっと寒さが心配でテントを張りました。テントもスリーシーズン用で、スカートはなし。
今回椅子はないので、長めの毛布を敷いて、斬新な(?)寝転がりスタイルです。
夜も20時になると、焚き火だけでは寒くなってしまい、外での生活をギブアップ。テント内でおこもりキャンプでもしようかと寝袋にくるまったら、速攻で寝てしまいました。
というわけで2日目、70㎞の自転車ツーリングスタート!!
翌朝6時過ぎのスマホの気温表示はマイナス1度。
朝9~10時頃まで、路面凍結の可能性があるとのことだったので、9時40分に出発!
出発時の気温表示は5度でしたが、ちゃんと着込んで、太陽も照っていて寒さを感じません。
出だしから、ほぼ下りなので楽チンです。
昨日は1時間程度かかった武蔵五日市駅前を30分後には通過。
武蔵五日市駅手前のあたりからニュータウンが広がり、ほぼ市街地を走ります。
1時間ちょっとで、多摩川に合流!
多摩サイにも合流し、左岸の道をすすみます。
実は今回、ひそかなミッション、というか目標があって
「天下一品のラーメンを汁まで完飲すること」。
前回の多摩サイで寄った天下一品は、日曜日でお店が閉まっていたので食べられませんでした。
チェーン店なので近くで食えばいいじゃん、というのは百も承知なのですが、やはり罪悪感を感じず食べたいもの。
実をいうと今回のキャンプは千葉県あたりにして、50㎞くらいの自走でよいかな、と思っていました。夏の多摩サイ75㎞走行が、僕の腕というか脚では正直辛かったです。
悩みに悩んだ挙句、でも「天下一品」の誘惑に勝てず、檜原村のキャンプ場まで来た次第です。
どんなすごいねん、天一!!(天下一品を略して天一と言います)
多摩サイに入ったあとは、何時に天一を食べられるかだけを気にして走ります。
目の前にニンジンをぶら下げられた馬車馬状態。
ちなみにキャンプ場から天一/中川原店まで38㎞。
なんと、ぴったりお昼(正確には11時55分)に到着!!
天一を食べるのは、数年ぶりか十年来ぶりですが、
びっくりしたのは値段がとても高くなっていたこと。
チャーハンセットを断念しました(苦笑)
食後は満腹感と満足感でいっぱいです。
あとはひたすら走ります。
今回は是政橋から、右岸を走行してみました。
左岸に比べ、こっちの方が道が凸凹していた気がするけど気のせいかな?
そのまま延々と右岸を進みます。
前回は丸子橋で多摩サイをギブアップしましたが、さらに先を行ってみます。
いっそこのまま、河口まで行ってしまおうかと気の迷いが生じますが、
現実を見てガス橋で多摩川を離れます。
ここまで走れると思わなかったですが、天一パワーか?!
いや、単に気温差でしょう。
前回の多摩サイは単に暑すぎて(奥多摩での最高気温が35度でしたから)、向かい風もあって、しんどかったのかもしれません。
飲む水の量が圧倒的に違います。前回はペットボトル4本+水筒2回分が、今回はペットボトル1本+水筒1回分だけで足りました。
お尻もそこまで痛くならないです。不思議。慣れてきたのかな。
多摩サイを離れ、10㎞程度の街中を走り、15時20分にヘロヘロになりながらも家に到着。
ちょっとした達成感です。
もっと距離を延ばせるかな、と思った今回のミニベロツーリングでした。
キャンプもさることながら、サイクリングは色んな所に寄れるし、風や気温変化も十分に感じられ、辛い部分も多いけど楽しいです。
皆さんも、ぜひ折りたたみ自転車をお試しあれ!!