#20 いわき七浜海道/ミニベロ輪行サイクリング
冷蔵庫の中で走ってるような寒さでした。
ただ、寒さを完全に上回る爽快感と景色!
いわきが誇る(?)サイクリングロード「いわき七浜海道」の一部を走ってきました。
街道ではなく、海道。七つの浜辺を通り抜けるのでこの名前になったとか。
波の音に癒される快適なサイクリングロードでした。
ルートは、いわき駅出発→東の海岸沿いを目指し→サイクリングロードに入り→そのままサイクリングロード終点の勿来の関公園まで行くルート。終点近くの常磐線勿来(なこそ)駅から電車輪行で東京へ帰ります。
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日曜日に福島県で用事があったので、月曜日に有休をとりました。
まずは日曜日にいわき駅まで移動。
駅直結のB4Tホテルのカプセル的(キャビンという名称)な部屋に宿泊。
ロードバイクが立てかけれられる部屋もあるそうです。
折りたたみ自転車を置くとスペースが殆どなかったけど、タープ泊よりは快適。寝るだけだし、これで十分です。シャワーだけの利用も可能なようです。
ちなみに日曜日の夜ごはんは、いわき駅からほど近い「夜明け市場」にある昭和レトロなお店でおでんとお酒。
ちょっとお高かったですが、雰囲気良かったです。
野良猫が商店街に住み着いたようで、商店街で数匹の猫を飼っているようです。下の写真はクロちゃんが写っています。
そして、月曜日。雨が止んだ頃合いを見計らって出発!
いわき駅から海辺のサイクリングロード目指して、東へ進みます。
そして、めちゃめちゃ寒いです。
風も強く、スマホの天気アプリでは風速7メートル、体感気温7度の表示。
ちなみに前日は、気温23度!福島県ですら、日差しは暑かったです。
5月に自転車を買ったので、秋冬のサイクリングは初めて。
完全にズボンの選択を間違えた。
上着も登山用の服を三枚も重ね着したのに、通気性が良すぎて風が痛いです。
防風は全く意識してなかったことに気づく。
上半身はレインジャケットも着込んで何とかしのぐも、
下半身は水風呂に入っている感じ。
10分も漕げば暖かくなるかと思いきや、まったく汗もかかず。汗っかきの僕にとってはある意味快適。
ただし、寒さと風さえ耐える必要あり。
いつもは汗拭き用のタオルも、この日は首に巻いてマフラー代わり。
曇天の中、40分ほどせっせと漕いだら、道路に青いマークが出てきました。
あれ、サイクリングロードに入ったかな、と思って少し走ると、目の前に海が!!
武者震いものでした。
一瞬だったけど本当に武者震いがした。
風も強かったので、波も強く、その迫力はとても写真では伝えきれないです。
ここからは、終点の勿来の関公園目指して一直線。
海岸沿いあり、工場地帯あり、結構長めの登りあり。
美空ひばりの銅像に灯台、漁港、マリンタワーまでありました。
飽きさせないルートです。
以前雨の中を走っていて、ハンガーノックになりかけたので(なってたのかな)、今回は早めにご飯を食べます。
小名浜港にある「いわき・ら・ら・ミュウ」という変な名前の施設で、マグロタワー丼。
まだ10時だったのでお腹もそこまで減っておらず、Sサイズ1200円。
このあたりから晴れてきて、でも風は強いままなので、それほど汗もかかず、寒さもだいぶ和らいできました。
寒い中のサイクリングの方が、汗をかかないという点だけで快適かも。
サイクリングロードは標識も多く、たまに悩みますが、迷うほどではないです。工場地帯はトラックも多かったですが、自転車レーンが十分に広いので恐怖なし。
基本的に平坦な海岸沿いを走りますが、たまに登り坂が出現。
このルートの登りの何がつらいって、結構長いこと。一つ一つの登り坂が数百メートルはあるんじゃないでしょうか。小径車にはきつい。
ルートの最後には、勿来の関公園まで1㎞も続く登り坂が待っていました。そりゃないぜ。
ただ、大抵の坂は、登りきるとそこからの下り坂は海岸ビュー!
最高のご褒美です。
勿来の関公園直前の海岸には、こんな鳥居も。
時間的にきつかったので、遠目に見ただけ。電車が1時間に基本1本なので、電車の時間に合わせて先を急いじゃいました。
サイクリング自体が目的なので、観光名所は惜しげもなく切り捨てできます(苦笑)。
残念だったのは、最後の1㎞の坂を死ぬ思いで登り切ったのに、サイクリング的には何もなかったこと。
ここがスタートポイント!もしくは終点!みたいな派手なものは何もなく、公園の駐車場にひっそりとルートの看板がたっていました。
かなり古くからの歴史が関連していそうな雰囲気をひしひしと感じましたが、登りで疲れ果てていたので、完全スルー。
(一応、家に帰ってから歴史を調べました。平安時代の武将源義家が云々・・・)
勿来駅近くのコンビニで軽く昼ご飯を食べ、13時前には勿来駅到着!駅前の源義家像と記念写真をとって、帰路につきます。
波の音と太平洋の海に時間を忘れた、4時間半のツーリングでした。
今回は走れなかった、ルートの北側もいつか走ろう!