#18 標高1,250mでタープ泊/一ノ瀬高原キャンプ場
久しぶりに車でキャンプに行ってきました。
最近は自転車キャンプにハマっていたのですが、気が付くと車のバッテリーが上がってた・・・車も使わねば、と慌てて車でキャンプへ!
標高1250mの山奥、山梨県甲州市の一ノ瀬高原キャンプ場に行ってきました。知る人ぞ知る、って感じでしょうか。もしくは、その筋の人には有名かもしれません。
野営系のキャンプが経験できる、広大なキャンプ場です。もしくは、単に山と言う方がしっくりくるかも。
ここには、1年半ぶり2回目の訪問。
都内からはちょっと遠いんですよね。渋滞無しで、2時間半から3時間弱はかかります。
二つの沢が流れていて、林間がメインの広大な自然が豊かな敷地。
第一テント場から第二、第三テント場に加え、しらかばテント場、栗の木テント場など色んなサイトがあります。区画など全くなく、全面フリーサイトです。
フリーサイトと言うのにも違和感のある、人の手が入った「山そのもの」です。
注意点は、こんな感じ。
車の横づけは不可。駐車場が一番高いところにあり、サイトの場所によって、数百メートルは自力で荷物を運搬します。カートがサービスで置いてあるけど、カートを使っている人は見たことない。
実質「山」状態の傾斜だし、道の殆どが舗装されていません。雨降った後はぬかるんでます。テン泊登山って大変なんだろうな、と少し実感できます。
水は煮沸して使う必要あり(僕は水5リットルを、家から持参しました)。
洗い場なんてありません(ウェットティッシュで拭きます)。
トイレは、これだったら「野」でしたいなと思うレベル(でもちゃんと使いましたよ・・・)。
ごみは持ち帰り。炭、灰も持ち帰り(直火は可能)
アクセスも悪いです。カーブのきつい峠の下道を延々と走る必要あり。
最後の5kmは、すれ違うのも大変な林道です。周囲に商店やコンビニなんて皆無。売店で飲料水関係やビールは売ってます。
とはいえ車キャンプは、とても楽。自転車キャンプよりは重装備で行けます。フライパンやランタンも久しぶりに登場です。
・11時にアーリーチェックインして、
・キャンプ地を決めるために、まずは身軽な状態でキャンプ場散策、
・散策と言っても結構きつい山道を上り下り、キャンプ地を決めて、
・それから駐車場に戻り、リュックを背負って、キャンプ地に運んで、
・タープを設営して(タープ泊なのでテントなし)、
・昼にビール飲みながら、焼きそば作って食べたら、
もうやることない!!笑
食材の買い出しに行く必要がないし、チャリ漕いで大汗もかかないのでシャワーも必要なし(そもそもキャンプ場にシャワーないし)。
コケに覆われた岩と、沢の水の音(結構なボリュームの大きさです)に囲まれて、
時間が悠々と過ぎていきます。
直近は雨続きで(当日も小雨のち曇りでした)、落ちている木々は湿っています。直火が可能なので、延々と燃やしたかったのですが、買った薪を中心に焚き火するしかなさそう。一束1,000円の大きな束をお買い上げ。
久しぶりにノコギリや手斧を持参したのですが出番もなく、指を挟んで血マメを作ったくらいでした。痛い。
夜ごはんは、塩豚ロースのマスタード風煮と買ってきたホタテを焼きます。
したの写真は豚ロースの方。塩コショウを手違いで大量にかけてしまい、マスタードも分量を間違えた模様。大惨事でした。みてくれもイマイチですが、味もしょっぱすぎてイマイチ。ごめん、豚ロース。
お酒もたくさん飲んで、とっとと就寝。
タープ泊していると、完全クローズが面倒くさいし、なんだかんだで隙間も出来ちゃうので、結局オープンのまま寝ちゃいます。
寒くて何度か目が覚めるのですが、夜は真っ暗で正直怖い。一応常夜灯として、タープのそばにLEDランプを小さく灯してはいます。
途中で目が覚めても、目を開けると怖さが増しそうで、ひたすら目を閉じて踏ん張ります。沢の水の音に、何か別の音が混じっていないか?とても敏感になり、恐怖を感じつつ、まどろみます。
テントで泊まれば良いじゃん、とか思いそうですが、一度タープ泊しちゃうと朝を迎えた時の安心感というか、安堵感が格別です。真夜中の恐怖と朝の安心感。原始の人に戻った気がする。
タープ泊では、夜中に目を覚ましましょう。寝通してはいけません(笑)
朝日を浴びて目が覚めたとき、生きている実感を感じることが出来ます。
ただ、この日の朝は曇り(苦笑)。生きている実感は、起き上がるときの腰の痛さで感じました。いてて。
朝ごはんは素麺を食べて、ちょっとの間くつろいで、撤収開始です。
自転車キャンプではここから後半戦開始で、いざ鎌倉!いざサイクリング!!なのですが、車でのキャンプの場合、撤収が終われば実質終了。
高速代金節約のために勝沼ICではなく上野原ICを目指し、帰路を急ぎます。下道を50km程度走るのですが、いくつかの山を越え、明らかに限界集落となりそうなエリアを走り抜けます。
途中、丹波山村(たばさんむら、と読むらしい)の道の駅にある日帰り温泉「のめこい湯」に入り、さっぱり。
ここの温泉は全般的にきれいで広く、近くの小菅村の日帰り温泉より好きです。ただ、なぜか水湯だけが、小さい小さい0.5人用のバスタブで違和感がすごいです。後付け感が満載で残念。
その後、小菅村唯一(らしい)のラーメン屋「梅ノ木」で、元懐石料理人の作る味噌ラーメンを食べて帰りました。かなり濃厚でコクもあって美味しかった!汁まで完飲しちゃいました。
車で行くと、キャンプそのものにフォーカスできますね。
でも自転車キャンプだと、長い時間活動している気がして、お得な気もする。
比較するのが難しい。さてさて、次はどこに行こうかな。
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