クライアントから継続案件をもらうために大事な「かけ算理論」
こんにちは、編集者のじきるうです。
突然ですが、みなさんは「クライアントから継続的に仕事をお願いされる秘訣」って、なんだと思いますか?
「成果物のクオリティが絶対大事!」
「スケジュール通りに納品することじゃない?」
もちろん、それらも重要です。でも実は、ボクが考えるキモはそこじゃないんです。ポイントは 「成果物の品質 × コミュニケーションの品質」のかけ算で考えること。
かけ算?どういうこと?って感じですよね。説明します!
成果物とコミュニケーションの「掛け算理論」
ボクはお客様の満足度を、「成果物の品質」と「コミュニケーションの品質」の掛け算で決まると考えています。これ、具体的に数字で例えるとわかりやすいんです。
まず、「クライアントが求めているもの=期待値100%」と考えてみましょう。基本的に、期待値を101%でも超えられれば、継続案件はもらいやすいです。
ただ、その期待値は、一つの指標だけで決まるものではないんです。
例えば納品の品質が80%で、コミュニケーションの品質が130%だった場合……
つまり104%。お客様の期待値を超える結果になります。たとえ成果物の品質がすこし足りなくても、密なコミュニケーションで安心感を与えれば、期待値を超えられるんです。
逆に、成果物の品質が150%で、コミュニケーションが60%だった場合……
成果物では十分以上のものができたのに、コミュニケーションが雑だったせいで結果は90%。お客様の期待値を下回ってしまいました。
このかけ算理論で言えるのは、「どちらか一方だけ頑張ってもダメ」ということ。どちらもバランスよく高めることが大切なんです。
コミュニケーションをおろそかにしがち
ここで、クリエイターのみなさんに問いかけたいんです。
「成果物の品質ばかりを追い求めて、コミュニケーションの品質をおろそかにしていませんか?」
ボク自身、かつては職人気質が強く、「とにかく良いモノを作れば大丈夫」と思っていた時期がありました。でも、納品物のクオリティに全力を注ぐあまり、お客様への進捗報告を怠ったり、納期に間に合わなかったりするケースもありました。
結果、高い評価を頂けず、「またお願いしたい」と言われることが少なかったんです。
コミュニケーション、もっと頑張るべきでは?
成果物の品質を上げるには、スキルや経験が必要です。それらはどうしてもベテランに敵いません。
でも、コミュニケーションの品質を上げるのは、実は今すぐでもできるんです。
たとえば……
進捗報告を早めに、こまめに:
連絡が途絶えると不安になりますよね。クライアントも同じです。クライアントの話をよく聞き、提案する:
相手が求めているものを正しく理解し、それに応える提案しましょう。提案を求めているクライアントはとても多いです。困ったときは相談する:
自己解決を目指すのも大事ですが、「すぐ相談してくれる人」と思ってもらうことも信頼につながります。
これだけでも、「成果物の品質 × コミュニケーションの品質」が101%以上に近づきます。
もちろん、両方101%以上がベスト
成果物の品質、コミュニケーションの品質、どちらも101%以上なら、それがベストです。
でも逆に言うと、まだスキルが追いついていない段階でも、コミュニケーションでリカバリーできます。これは大きなチャンスだと思いませんか?
完璧な成果物を作ることを目指すのは大切。でもそれだけじゃなく、「お客様との向き合い方」を意識すること。かけ算のバランスを取ることが、長く信頼される仕事の第一歩です。
この記事が、あなたの仕事のヒントになれば嬉しいです。