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工芸から教わる暮らし講座開催します。今、必要な時間の感じ方とは



時間。

ふとした時に考えてしまう、肉体を持って生きているこの時間の使い方、時の流れの感じ方。

普段、仕事に締め切りがあって、誰かしらの評価があって。

スピードと効率化、そしてわかりやすいことが求めれてるなと、社会人になってずっと感じています。

複雑なことを簡単に説明してくださいという社会。

時間がかかることも短くしてくださいという社会。

無駄なことは極力排除して、効率よくしてくださいという社会。

これが得意な人はどんどん評価される仕組み。

これが苦手な人は時間をかけて頑張っても評価されない仕組み。

自らの脳の処理速度の限界を超えてスピードアップして、記憶できないことを膨大なデータに変えて保存して、いつでも思い出せるようにして働く。

何に追われてる?

僕たちは、どこに向かって進化しているのだろう。

技術が進化する中で、僕らに求めれれる処理能力も、より高度なものが求められるように感じています。

未来のどこかで、僕らの意識はデジタルの世界にダイブして、この肉体は不要になるのかもしれない。

僕らは、物質に触れて感じることができる非デジタルの世界にまだいる。

肉体を持つこと、限界があることを、僕らは今ならまだ体感できる、感じることができる、自ら評価、判断することができる。

そして普段の生活の中に取り入れることができる。

この世界でしか体験できないことを、今、知ること、気がつくこと。

そのために少しだけ、普段の忙しい時間の流れから下車して、別の時の流れを感じてもよいはず。

普段と異なる時間、空間を作ってみたいと考えて、今回、新たな挑戦です。

このタイミングで、会場でのイベント。オンラインの方がやりやすいし集客もよいのは確か。

でも、このタイミングで体感できる尊さを、感じてみたい、共に感じてみたいと思い、実行してみます。

今回、力を借りる工芸のテーマは、金継ぎ。

告知ページにも書いたのですが、金継ぎという作業は、現代の時の流れとは異なるもの。

今回は、金継ぎ師guu. さんをお招きし、漆の話、金継ぎのこと、普段どのようなことを想いながら活動しているのかなど、金継ぎの実演も交えつつ、お話いただきます。

漆を使い、うつわを直す”継ぎ”の文化は、古くは縄文時代までさかのぼります。そして、金を蒔いて美的な装飾を加えはじめたのは室町時代以降になります。

漆という天然素材を使う金継ぎは、手しごとによる複数回の工程からなる時代の流れに逆らう技法で、大変手間のかかるものです。

効率化、スピードを求める現代では、新しく買い直したり、手間をかけずに修理する方法もある中で、天然の漆と金継ぎという伝統技法でお直しをするguu.さん。
2017年から多くの生徒さんに金継ぎを教えていらっしゃる人気の金継ぎ師さんです。

金継ぎ師と感じる心地よい暮らし - 工芸から教わる暮らし講座 -より引用

同じ1日の時の流れも、きっと僕とguu.さんは違うに違いない。

デジタルの世界とは異なる異空間、時間の流れを僕らは感じることができるか。

僕らの新たな挑戦に、快く快諾してくださった、金継ぎ師guu.さん。そして会場を提供くださるBESSさんに感謝。

ご興味ある方は、こちらの告知ページをご覧ください。

少数での開催ですが、お会いできることを楽しみにしています。

工芸と心地よい暮らしを探すメディアontowa
プロデューサー 武田


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武田 計良
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。 嬉しく思います。頑張って活動していきます。