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№6354:「チームの中で光る人」と「チームを利用する人」の違い

こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。

さて、ここ数年は(もっとかな)「個性の時代」といわれています。SNSの普及や多様な価値観の尊重によって、一人ひとりの独自性が評価されるようになり、画一的な働き方ではなく、個性を活かした生き方が可能になっているからです。別の観点では「昭和の働き方」が通用しなくなっており、そうせざるを得ないという面もあると思います。

「個の時代」という価値観が前に出てくると「チームの方針の中で輝く人」と「チームを利用して輝く人」の2つのタイプが出現しやすくなります。この両者は「似て非なるもの」であり、その違いは組織の強さに直結する重要な要素になります。それぞれの特徴を簡易に説明すると、前者はチームの方針や目的を理解し、その中で自分の役割を全うしながら成果を上げようとします。彼等彼女等はチームの成長とともに自身も成長し、組織の成功に貢献します。こうした人材は、強い組織づくりにおいて不可欠であり、組織の文化や価値観を支える柱となります。

一方の後者はチームを自己実現のツールと考え、自分が目立つことを優先する傾向があります。彼等彼女等は短期的には成果を出すかもしれませんが、時間軸の中で組織全体の方向性とズレが生じていきます。自己中心的な行動が増えれば、他のメンバーのモチベーションを下げ、組織の一体感を損なうリスクが高まります。言うまでもなく「強い組織づくり」には、前者のような「チームの方針の中で輝く人」が適しています。「強い組織」というのは、チームの目標に共鳴しながら、それぞれの個性や強みを発揮できる人々によって築かれるのです。

が、こう言うと「個性を殺せというのか。個性の時代じゃないのか」という疑問が出ます。これはまったくの考え足らずです。「チームの方針の中で輝く人」は、むしろ自分の個性や強みを最大化することで社会に役立っています。「自分」とは「独自の自」と「部分の分」の総和です。チームの中で輝くということは、チームの一員として貢献しつつ(部分)、自らの強みを発揮すること(独自)によって「自分らしく生きること」だと思います。とはいえ、ここには落とし穴もあるので、この続きは明日に記します。

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