№6202:人間関係における「打算」と「見極め」の違い
こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。
さて、連日にわたって「誰と一緒にやるか」「誰と一緒にいるか」の重要性を述べていますが、それは「付き合う人を選ぶこと」が人生の質や成功に大きな影響を与えるからです。しかし、「付き合う人を選ぶ」という表現をすると「打算」と「見極め」の区別がつかない人が出てきます。この両者はまったく違うものです。
「打算」とは、自分の利益や都合だけを考え、相手を利用する意図で関係を築くことを意味します。所謂「我欲」です。この場合、関係は表面的で短期的な利益に基づくため、信頼や絆が築かれることはなく、相手との関係も早期に崩壊します。その人の人間関係の経緯を見ていれば、その人が我欲かどうかはわかります。
一方の「見極め」とは相手の価値観とか性格、能力等を冷静に判断し、自分と相手が互いに良い影響を与え合えるかどうかを基準にするものです。ここでは、相手の短期的な利益だけではなく、長期的な関係の発展や相互の成長が重要視されます。そのためには相手を見極めるだけでなく、相手からの見極めに合格するだけの自分自身であることが求められます。
だからこそ「自己向上の努力の継続」が必要なのです。相手から評価される自分であるためには、常に自らを高め続け、かつ価値を提供し続けられる人間である必要があります。そのためには人間力を高め続けるしかないでしょう。ビジネスで挑戦の行動をし続けるしかないでしょう。
自分を究極に高めることが「正しい見極め力」につながるということです。が、そんな人は滅多にいない。このことは「1週間に1冊以上本を読む人」が約15%くらいしかいないという各種調査からも明らかです。まともに読書をすることもなく、ノウハウを獲得するだけのハウツーセミナーや、自分にとって都合がいい名刺交換会とか自己啓発セミナー等に顔を出しているようでは「打算的なつながり」しか生じないということです。
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