№5379:「0から1」って本当に生み出せるのか?!
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、よく「0から1を生み出せ!」っていいます。
「それこそがイノベーションである」とも。
数年前までは私もそんな感じで思っていました。
思っていましたが、自分では「0から1を生み出すのが苦手だ」と認識していました。
なので当時から「自分は1から1.1を生み出すのが得意」とか言っていました。
が、最近は「0から1なんて生み出せるのかな」と思うようになっています。
「0から1」っていったら、もはや「発明」ですからね。
ダイソンの扇風機くらいになっていなければ「0から1」なんて到底言えないと思います。
実際、端から見れば単なる物真似なのに「0から1を生み出した」とか言っている人を見ると「イタいな」と感じます。
なので、最近はそういう表現を意識して使わないようにしています。
少なくとも私レベルがやっていることは「(やはり)1から1.1を生み出す」くらいのものです。
やっていることのすべては「既にあるもの」を変形させただけに過ぎません。
それも「差別化しよう」などとは考えていません。
「自分が考えるとこうなる」「自分がやるとこうなる」という感じです。
それが時間軸の中で結果的に独自性につながっていきます。
とはいえ、それでも他とは「0.1」違いますからね。
この「微差」を生み出していくことの方が「0から1」という難局に挑むより、はるかに現実的だと思います。
もちろん「0から1を生み出すこと」を否定しているのではありません。
それができた方が強力なビジネスにつながります。
が、「私にはできない」ということです。
いずれにせよ、イノベーションであろうがなかろうが、「0から1」であろうがなかろうが、お客さんのためになり、長く愛していただけようなる商品やサービスを考えたらいいだけのことです。
イノベーションの他にも所謂、ビジネスキーワード的なものってたくさんありますけど、なんか面倒くさいんですよね。
そういうことを言っている頭のいい人って「お客さんのためになり、長く愛していただけようなる商品やサービス」を考えることができるのですかね?
視るべきは「お客さんの心」です。
頭でっかちの学問ではありません。
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