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№5359:人間にとってもっとも必要なのは「人との間」をとる能力

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、少し前の有料メルマガに書いたことをシェアします。

よく「相手との関係性」を論じるときに「相手は変えられない。変えられるのは自分だけである」と耳にします。

これはその通りだと思います。

「人を変えよう」などというおこがましい考え方は直ちに捨てるべきです。

変えられるのは自分だけです。

が、「自分を変えれば、相手が変わるのか」ということになると、まったくそんなことはありません。

相手から見れば「自分(相手)が変わったこと」にすら気づかないでしょう。

「相手との関係性」をより良くしていこうと思ったら、相手に対して何らかのアプローチをしていくことが欠かせません。

それをせずに「自分は変わったのに、何故相手は変わらないのだろう」なんて考えるのは、あまりにも身勝手すぎます。

が、実際はこういう人が多い気がします。

この「相手との関係性をより良くするためのアプローチ」として、とある記事を目にしました。

そこには「大切なのは人間関係の中にある『人との間』に気づくことだ」と記されていました。

「まったくその通りだな」と思いました。

「人の間」と書いて「人間」となるわけですが、まさにそういうことですね。

「人間関係」というのは「人と人との間」を適正化することです。

現実を見ても、人生が好転しない人は「人との間」を正常化することができません。

そこには「自分は正しい」「自分はこう思っている」「相手のここがおかしい」という自分中心の感情が溢れています。

この状態では「相手との間」は悪化する一方です。

記事にもありましたが、ここでいう「間」とは「感情を整理する能力」のことです。

そこには例えば「上司が嫌い」ということであれば「性格的あるいは人間的に合わない」のか「仕事上で合わない」のかを切り分ける必要があると書いてありました。

仮に前者なら仕事以外に接触する時間を極力減らし、さらに相手を適当に褒めるかおだてるテクニックを身につけるだけで状況はかなり改善するはずだと。

これは「自分を変えた」のではなく「相手との間を変えた」ことになります。

が、「間」がとれない人は両者を一緒に捉えてしまい、感情的、反応的な態度をとってしまうことで、相手との関係性を悪化させてしまうのです。

私はこの「間をとる能力」こそが、人間にとってもっとも大切なのではないかと思うほどです。

ビジネススクールに通っても、どれだけ専門知識を学んでも「間をとる能力」は養成されません。

養成方法は「継続的な人間力の向上」以外にない思います。

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