№5338:自分の会社が権力の都合で変わっていくことに違和感はないのか?
こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、昨日はフィットネス業界で見られる企業買収(売却?)を題材に「自分の会社が売られてからジタバタしても遅い!」と記しました。
この企業買収に際して、私が強く感じるのは「自分の会社の社長や株主が権力の都合で変わっていくことに、そこで働く社員は違和感がないのか」ということです。
会社って「理念」で選ぶものですよね。
または「この人について行きたい」とか「この人と一緒にやりたい」という理由で選ぶものですよね。
企業買収というのは、それが根こそぎ変わるのです。
誤解のないようにいっておくと企業買収に反対なのではありません。
むしろ、このまま行けばダメになる会社を救ってくれているのですから、歓迎すべきことだと思います。
が、日本電産のようにM&Aの後、買収先企業を見事に再生できる会社はそうはありません。
たいていは企業文化がグチャグチャになって、社員同士の揉め事が頻発し、それでも自動的に売上の焼け太りが起こり、結果、何も独自化されずにダラダラとした経営が続きます。
私であれば、自分が選んだ会社が買収されたら、その時点でその会社は辞めます。
当然「自分自身の力不足」も痛感します。
その責任も取って辞めます。
その時点でその会社に対する自分の役割責任は「一区切り」です。
そこから「別の人生を歩むこと」を選択します。
もちろん、前述のように買収は何も悪いことではありません。
仮に買収された会社に在籍しているときから、買収した会社に転職することを望んでいたなら「ラッキー」と思うかもしれませんが、そんなことはまずないでしょう。
または買収された会社に対して「不満だらけ」で「会社が変わったら何かが変わるかも」と淡い期待を寄せる人もいるかもしれませんが、そんな他人任せな人の人生が好転していくわけがないと思います。
とにもかくにも、私は「仕事」という人生の重要事項を他人に決められることに納得がいきません。
だから一貫して言い続けてきました。
常に「いつでも退職します」と言えるだけの準備をして仕事をするべきだと。
権力の都合で、何の相談もなく自分所属する会社が変わるなんて「冗談じゃない」です。
と同時に、そんなことをされる境遇にいる自分自身を情けなく思います。
既に長くなったので、続きは明日以降に記します。
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