№6326:若手の登用による社内革新!
こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。
さて、2025年からスモールジムは社内研修を完全直営化しています。そもそも「人が大事」とか言っていながら、社内に直営の教育システムを持っていないこと自体がおかしなことでした。名称は「スモールジム・ユニバーシティ(通称SGU)」です。目指すはマクドナルドの「ハンバーガー大学」。今は足元にも及びませんが、必ずや日本屈指の教育システムに成長させていきたいと思っています。
完全直営化にあたって、私たちは講師をスモールジム内の若手スタッフに切り替える判断をしました。この改革は大成功だった言えます。その理由はスピード、一体感、そしてテクノロジーの活用等において大きな変化が確認できるからです。
まず「スピードの向上」が顕著です。感覚的には数十倍になったと感じています。若手講師は現場の最新の知見を持ち、社内特有の課題を的確に理解しています。その結果、実務に直結する即効性のあるアイデアを創出できるようになりました。また、若手講師はSNSを使いこなしているので、コミュニケーションスピードが飛躍的に上がっています。これも結論までのスピードを上げている大きな要因です。
次に「一体感の向上」も大きな収穫です。同僚が講師を務めることで、必然的に「お互いが良好に支え合う」という文化が醸成され、チームとしてのコミュニケーションが活発になりました。このことはFBL大学の講座でも言ってきたことですが、今後は「共有知」「創造知」の時代です。ともに思考するプロセスが大事なのであって、先生と生徒のような答えを教わる関係は古いと感じます。
さらに「DX化」も見逃せません。とはいえこれはまだ10%くらいの進捗度合いですが・・「こうやっていこう」とか「こういうことができるんじゃないか」という未来展望が描けるようになっているのが大きな変化です。特にデジタルネイティブ世代は、各種ツールに対する抵抗や苦手意識がまったくなく、新技術の活用に積極的です。私世代は「引っ込んでいた方がいい」という感じです。
今回の改革は単に研修の質を向上させるにとどまらず、組織全体の価値観を刷新する大きな契機となりました。これからも若手社員を信頼し、任せることで、新しい可能性が次々と生まれていくことでしょう。引き続き、全員が成長を実感できる企業文化であり、システムを構築していきたいと考えています。