見出し画像

№6222:会社に必要なのは「言行一致の理念」と「社員の自律」

こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。

さて、組織運営企業において私が不可欠だと思っているのが「言行一致の理念(MVV)」と「社員の自律」です。「明確な理念」ではありません。「言行一致の理念」です。会社というのは「理念実現集団」です。理念に賛同することが、その会社でありチームに参画する条件でありコミットメントです。この「言行一致の理念」に対して求めているのは「各自の自立的で自律的な行動」です。自立と自律は両方大切ですが「自立して自律する」と思っているので、ここでは「自律」に統一します。

「言行一致の理念に対して、個々が自分の判断で自律的に行動する」。これが目指すべき形です。この組織形態を「ミッション・コマンド」といいます。何よりも大事なことは「理念や方針が徹底されていること」です。その目的や使命が徹底されていれば「あとは個々が最適な行動を考えてください」となります。くれぐれも「各自が自由に考えていいですよ」ではありません。重要なのは「チーム全員がミッションに従うこと」です。なので、リーダーはミッションに反する行動や言動のみを注意喚起することになります。

ところが、一般的な組織はこの真逆になっています。どうなっているかといえば「壁に飾っただけの言行不一致理念」と「社員の依存」です。経営者は売上予算、利益予算を達成するために手段を選ばずに「結果を出せ」と強要します。それをうけた従業員は「ミッション」ではなく「命令」に従っています。この形態を「コマンド&コントロール」といいます。「ミッション・コマンド」とは真逆の概念です。

健康産業で働いているのに、自らは運動しない、腹は出ている、ついでにタバコは吸います。これが「理念に反しない」というのであれば自由にやればいいと思います。が、実際は「好ましいとは思わないが、目をつぶっている」とか「そこまでは強制できない」という程度のものです。こんな甘っちょろいことで企業文化が醸成されるはずがありません。「ミッション・コマンドの徹底」こそが、今後、組織が強く生き残っていくための唯一の道だと思います。

▼スモールジムのホームページはこちら
▼FBL大学のホームページはこちら
▼無料メルマガ「働き方の未来」のご登録はこちら
▼有料メルマガ「思考変容のスイッチ」のご登録はこちら
▼2007年から2020年8月のブログ(4740回分)はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?