№5239:サービスにおける「無料と有料の境目」はどこにあるのか
本noteは毎週水曜日に配信している無料メルマガ「継続するオンラインビジネスの考え方」の一部を加筆修正したものです(原形をとどめていない場合あり)。
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こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。
さて、私はよく「リアルサービス、オンラインサービスを問わず、無料と有料の境目はどこにあるのか」という質問を受けます。
このことを考えるには「境目がどこか」の前に「やってはいけないこと」を知っておく必要があります。
それは「出し惜しみをすること」です。
これには大きく2つあって、1つは「ここから先は有料です」というもの。
もう1つは「有料商品の一部を見せるもの」です。
「どこが違うの?」と思う方もいるかと思うので説明すると、前者はそれなりのことを無料で話したり書いたりしておいて「その先を見せない」というものです。
で、「これ以上知りたければ有料です」とやります。
後者は「有料コンテンツの一部」を先に出しておくものです。
で、「もっと知りたければ有料です」とやります。
出ているものが「無料部分」なのか「有料部分の一部」なのかが違うということです。
同じようで違うわけですが、どちらせよ「出し惜しみをしている」という点では同じです。
この手法は10年くらい前ならうまくいったかもしれませんが、今は難しいです。
何故なら今は無料情報が大量に出回っているからです。
そんな時に「ここからは有料です」などと言えば、「はい、わかりました。他で情報を探しますから結構です」と早々に離脱されて終わりです。
実際、今でもYouTube等でもそういう手法を見かけますが、よほどの希少性がない限り厳しいと思いません。
では「境目がどこにあるか」ということですが、それは「自分が価値提供できる部分」にあります。
それ以外は「全部無料」です。
わかりやすく学習塾で説明します。
例えば「東大合格塾」があったとします。
かつては「過去問」的なものは有料でした。
※今でもそうなのかもしれないが、この考え方ではやっていけない。
が、「過去問」では合格できません。
もちろん「過去問だけ」で合格できる人もいますが、確率は低くなります。
となると「指導によって合格させる」ということになります。
ここに「価値」が生まれます。
よって「指導=有料」ということになり、それ以外の情報等はすべて無料になります。
「顧客が望んでいる成果」を直接的に解決できる商品やサービスのみが「有料」です。
今や大半のことが無料になっています。
「チラリズム」は通用しません。
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