
№6359:スポーツクラブの支配人は「管理人」で終わっていいのか?
こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。
さて、以前も関連したことを記しましたが、スポーツクラブの支配人業務は、私が支配人をやっていた約30年前から何も変わっていません。シフトの穴埋め、事務所番、数字の管理、施設管理、クレーム処理。この5つが大切な大切な主要業務です。もちろんこれらは必要な業務ですが、生産性があるとは言えず、変化もなければ、価値創造もありません。このような人が時間軸の中で本社から見て都合のいい管理人と化していくことに説明は不要でしょう。
つまり、「支配人」とは名ばかりで、その実態は「リーダー」ではなく「単なる管理者」ということです。リーダーであるならば、お客さま、売上利益、人材育成、チームづくりに責任を発揮すべきですが、何もやっていません。しいて言うなら、利益には貢献しているかもしれません(売上ではない)。お客さま無視、現場無視、サービス無視のコストカットで利益をひねり出しているからです。言うまでもなく、仕事の本質は「お客さまと向き合うこと」です。にもかかわらず、支配人が「管理」と向き合っていて、良いサービスができるわけあがありません。
今、上記に該当するような支配人業務をやっている人は、自身の仕事に「やりがい」を感じているのでしょうか? おそらく、多くの人が「やることが多くて大変だ」とは言うものの、「充実している」とは感じていないはずです。何故なら、お客さまの喜びや成長に関わる機会がほとんどないからです。それでも「そこそこの給料をもらっているからまぁいいや」といったところでしょう。単なる管理業務の繰り返しからは、自分の仕事が誰かの人生に影響を与えているという実感は生まれません。「管理人業務」にどっぷりはまっている中高年は別として、若い方々(せいぜい35歳まで)は働き方を見直し「管理」ではなく「価値創造」にシフトすべきだと思います。
▼スモールジムのホームページはこちら
▼FBL大学のホームページはこちら
▼無料メルマガ「働き方の未来」のご登録はこちら
▼有料メルマガ「思考変容のスイッチ」のご登録はこちら
▼2007年から2020年8月のブログ(4740回分)はこちら