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№6348:「策を変える」のではなく「自分を変える」
こんにちは。遠藤です。日本の健康社会問題解決のため、2020年から予防型ジムである「スモールジム」を全国に展開中。ビジネスリーダー輩出を目指す「オンラインビジネススクール(FBL大学)」も2013年から運営しています。
さて、昨日は「なんとかすることの重要性」を記しました。その逆である「なんとかできない」ということは「結果を出せない」ということになります。このことはFBL大学の直近講座(第21期までが対象)でも述べたのですが、結果が出せない主な原因として以下の3つが挙げられます。
①市場ニーズの無視
自分のやりたいことを優先し、顧客のニーズや課題を深く理解していないケース。市場が求めていない商品やサービスでは、どれだけ熱意があっても収益にはつながらない。
②マーケティング力の不足
どれほど良い商品やサービスを提供していても、適切な集客・販売の仕組みがなければ売れない。自社商品を望んだ顧客層に届ける適切な戦略が必要。
③価値提供の欠如
これは機能的価値と情緒的価値のこと。前者の提供は当然で、重要なのは後者。情緒的価値は「顧客エンゲージメント」と同義であり、エンゲージメントの低い商品やサービスは、瞬く間に価格競争に巻き込まれる。
が・・これらの問題の背後には、より根本的な2つの要因が潜んでいます。それが「④危機感のなさ」と「⑤助言を聞かない」です。「④危機感のなさ」とは「なんとかなるだろう」と楽観視し、現状維持に甘んじることです。そのような姿勢を続けているうちにズルズルと資金が尽き、手遅れになってしまいます。「⑤助言を聞かない」は「話を聞かない」のではなく「聞いたふりをする」です。成功者や専門家の意見を表面的に受け入れるものの、実際には自分のやり方に固執してしまう。このようなプライドや過去の経験へのこだわりが、誤った判断を招きます。
おわかりの通り、①②③は「スキルの問題」ですが、④⑤は「人間的な問題」です(③も人間的要素を含むが、ここは④⑤のみに言及)。どれだけビジネスやマーケティングを学んでも、専門資格を取得しても「人間的な問題」は解決しません。ではどうしたらいいかというと「自分を変える」しかありません。「策を変える」のではなく「自分を変える」のです。「まったく違う自分」に「完全変態」しなければ、結果を変えることはできません。
しかし、多くの人はこれに気づかずに「目先の策」を変えようとします。または「自分の問題」ではなく「相手の問題」と捉えます。こんなことではいつまで経っても同じことが繰り返されるだけです。「まったく違う自分」に変わる覚悟がなければ、事業の成長は頭打ちになり、成功は遠のくばかりだと思います。
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