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№5384:「過去は及ばず未来は知れず」

こんにちは。遠藤です。
※過去分(4740回分)はこちらにあります。

さて、昨日は「過去をどう捉えるかということが、楽しい人生を送っていくための重要な戦略である」と記しました。

私は「過去をどう捉えるか」ということが「人生の豊かさ」と直結していると言っても過言ではないと思います。

最悪なのは「過去に囚われること」です。

「囚」という字の有害性は昨日も記しましたが、「過去に囚われる」ということは「過去のまま未来を生きること」になります。

これは「未来が過去になる」ということです。

これではいつまだ経っても「新しい人生」は始まりません。

「過去」はできるだけ清算していく必要があると私は思います。

これは良いことも悪いこともです。

「過去」を振り返るときに、脳は「これは良いこと」「これは悪いこと」と分類することはできないはずです。

もちろん意識の上ではできますが、おそらく「過去を思い出す」という経路が発動してしまうと思うのです。

だから「良いこと」を思い出せば、同時に「悪いこと」も思い出すはずです。

というか「思い出しやすい回路をつくってしまう」と思うのです。

なので、過去ごと忘れてしまう癖をつけるのがよいと思います。

もちろん検証や反省は必要ですが、わざわざ思い出すことはありません。

かの中村天風氏は「過去は及ばず未来は知れず」という格言を残しています。

「今この時だけを考えろ!」と。

ここ数年は「マインドフルネス(「今ここ」に集中する)」が人気のようですが、私からすると多くの人が本質を見極めることなく流行に飛びついているだけのように見えます。

「今この時(今ここ)」に集中したところで、例えば、月に一冊の読書もしていないとなれば、それは「ごっこ」にしかなりません。

これでは「今」はいいかもしれませんが「未来」は良くなりません。

永久に「息抜き」の繰り返しにしかならないと思います。
※それでもストレスをためるよりはずーっといいが。

日々の自己研鑽の継続を前提にして過去を断ち切っていく。

おそらくそれが人生をより良くしていく。

それができるようになりたいなと思っています。

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