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キャンプで働き方改革

私の学校では、昨年から、夏休み中の土日に、校庭でキャンプをしています。

校長先生、教頭先生、教員、PTA会長、保護者、地域の方、中学生、卒業生、卒業生の友達、中学生の兄弟の小学生ect…。

保護者も職員も決して強制ではありませんので、来たい人は来るし、来ないのも全然構いません。

泊まってもいいし、途中で来ても、途中で帰ってもいい。

雨が降ってきて、凝集力もさらに高まる

キャンプ開催の理由は、以下の通り。

「保護者も学校も、子どもを大切に想って日々動いていることに違いはない。しかし、互いに対する理解が足りないことで行き違いを生むことがある。互いを知ることで、無用な不安や心配を取り除き、同じ願いに向かって進んでいきたい。」

他愛の無い話をしたり、ただ同じ場で同じ物を食べたりすることは、相手と理解し合うことに繋がります。

会長さんは鮎釣り名人で100匹の鮎を持参して炭焼き!

実際、昨年キャンプで共に過ごした保護者さんや子ども達とは、言葉にはしょうがない連帯感が生まれ、様々なことを実現するのも早くなったような気がします。

学校と繋がる様々な方との繋がりが深まったことで、仕事に対する安心感も高まったように感じています。

キャンプで遊んだカードゲームが盛り上がり、学校でも「大富豪大会」を全国生徒向けに開催しました。

昨年のキャンプで遊んだカードゲームの様子
教頭先生のギター演奏に合わせて校長先生が歌う

今年のキャンプでは、みんなが、教頭先生が弾くギターに合わせて歌う、なんていう場面も。

子ども達は、学校で、授業日とは違う過ごし方を経験することは、楽しい思い出として記憶に刻まれるでしょう。また、多様な大人が楽しく過ごす姿を目にすることは、子どもの価値観にも良い影響を与えると思います。

働き方改革を進める一方で、豊かな教育を実現したい。そう思った時、

好きなスタイルで。
無理のない方法で。
楽しくできる内容で。

実施する前には、今感じている良さや効果は「仮説」でしかありませんでした。

はじめの一歩踏み出したからこそ、見えることはたくさんあります。

とにかく「球を投げてみる」ことが、豊かな教育と働き方改革の実現への一歩となるのだと思っています。

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