子どもの頃の自分を思い出す
子どもと接していて、色々なことを子どもから教わっています。
多くの人は、「普通は大人が子どもに教えるもんじゃない? 」と思うかもしれません。しかし、この「子どもは大人よりも未熟で、大人が色々と教えるもの」という思い込みを外してみると、僕らが思う以上に子どもから学ぶことはたくさんあるなと感じるのです。
子どもの行動を見ていると、彼らは自分自身に正直に生きています。自分のしたい事は喜んで取り組むし、したくない事は本当にしない笑。大人の目線でみるということを聞かない、不真面目に見えるかもしれません。
大人の目線でみると単なる子どものわがままにしか見えないこの行動。ただ別の視点で見てみると「自分の気持ちに正直に生きている」とも言えるのです。
彼ら子どもはまだまだ未熟な存在で、社会のルールとかたいそうな事はわからないかもしれないけど、それでも自分自身の気持ちを大切に、自分を大事にして生きていると感じます。
この自分の気持ちに正直に生きている子どもの様な生き方、果たして大人はどのくらいの人ができているのでしょうか。
「子どもの頃の様に社会で自由にできるわけがないだろ! 」と感じる方もいるかもしれません。実際大人になるに従って社会のルールの中で生きていく必要があるので、ある程度は社会のルールには合わせる必要があります。でも、実際のところ、ほとんどの大人が自分の気持ちに嘘をついたまま生きている様に感じてしますのです。
周りがこうだから自分もこうしなきゃいけない… 。
「お前はこういう人間だ! 」と言われたから自分はこういう人間なんだ…
自分が我慢すれば全部丸く収まる… 。
大人だからこうしないといけない!
ほとんどの人がこの様に、過剰に人に合わせたり、こうしないといけないとルールに縛られすぎてしまい、不自由になってしまっている人が多い様に感じてしまいます。
そしてほとんどの人が無意識のうちにこの様な思考に囚われてしまい、自分の気持ちを押し隠したまま生活しているのを感じるのです。
子どもの頃はある意味自分に自信があり、自分の気持ちに従って生きていたはずなのに、社会や人生経験の中で、ルールや人間関係に縛られてしまい、結果自分をごまかしながら生きていく… 。僕は非常にもったいない事だと思っています。
まずは、自分が子どもだった頃のことを思い出してみてください。大体2歳〜小学校低学年頃のことが大事になります。
もしかしたら今の自分と比べて子どもの頃の自分の性格は全然違うものだったかもしれません。そして子どもの頃の性格が変わるきっかけを思い出すかもしれません。
色々な経験が積み重なり、その結果子どもの頃持っていた元々の性格に今の性格が上書きされている状態かもしれません。
この様に、子どもの頃のことを思い出してみると、自分の元々持っているキャラクターの性質に気づくことができます。自分のキャラクターに気付けることができれば、今の自分との違いや自分が我慢していることに気づく間もしれません。
元々の自分のキャラクターに気づくことで自分の行動が大きく変わるかもしれないのです。
後日書いてみたいと思いますが、僕自身も自分のキャラクターに気づいて人との関わり方が大きく変わりました。この様に、子どもの行動は自分に何が足りないかを色々と教えてくれます。是非時間をとって、昔の自分がどんな子だったのかを思い出してみてください。