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触れ合いで育つ心と身体
自分の子どもと接していて感じるのですが、子どもはとにかく抱っこされるのが大好き。うちは長男も長女もくっつくのが大好きで、隙あれば僕の膝の上にちょこんと座ってきてくれます。
くっついてくれる子を見ると、大人としてすごく癒されるのですが、この時、子どもも大人とくっつく事で安心感をもらっているのです。そしてこの安心感を得るためにも大人は子どもをいっぱい抱きしめてあげて欲しいなと思っています。
今回は子どもを抱きしめて欲しい理由と安心感が大事な理由を記事にしたいと思います。
触れ合う事で心と身体が育つ
子どもが大人との肌の触れ合いをたくさん求める理由として、皮膚に接触刺激が入る事で安心感を得る事ができる事が挙げられます。
僕たち人間の皮膚は僕たちが思っている以上に身体にとって重要な役割を持っており、特に大事とされているのが「体温調整機能」「心とのリンク」「自分を認識する機能」とされています。
体温調整機能としては、生きるために一定の体温でいる必要があるので、汗を汗をかくことで体温を調整します。この時、新生児は自分で体温を調整する機能が未発達なため、大人に抱かれて体温の調整を行う必要があります。触れられる事がその人の身体を温めるということにつながるのです。
寒い日にコーヒーやココアなど温かい飲み物を飲んだ時のことをイメージしてみてください。身体だけでなく、ホッとする様な、心が温まる感覚が得られると思います。
身体だけでなく心も温まる感覚があるのは何故なのでしょうか?その理由として身体の温かさと心の温かさを感じる脳の部分が同じ領域であることが挙げられています。身体が温まることで心も温まり、結果安心感を得られたりリラックスを得られる様になるのです。
また皮膚を触ることで得られる要素としてはストレスや不安を和らげるホルモンである「オキシトシン」の分泌を増加させる役割もになっています。この様に子どもと触れ合うことで、その子のストレスを減らし、心身共にリラックスさせる効果が望めるのです。
安心感や、触れられることで得られる愛されている感覚は、心や身体の発達に大きな影響を与えます。リラックスしている状態でないと自身の成長を促す成長ホルモンは正常に分泌されないし、安心感があることで子どもは他人にも優しく、自信を持って行動する事ができます。
しかしその一方、子どもとの触れ合いが少ない場合、子どもは不安やストレスを解消する機会が減ってしまいます。その結果、安心感を持てず、自己肯定感が低くなったり他人に攻撃的になったりと成長してからも多大な影響が生じてしまうのです。
この様に、子どもにとって「スキンシップをとる」ことは、身体や心の発達に非常に重要な要素の一つになります。
子どもとたくさん触れ合ってください
どれだけ子どもと接触した方がいいのでしょうか?僕はできるだけ子どもが望む分は触れ合って欲しいと思っています。
子ども自身が無意識に触れ合うことの大事さをわかっていますので、接触したいときは寄り添ってきますし、もう必要ない時はプイっと向こうに行ってしまいます。その子の触れたがっているときに一緒に触れ合うのが重要だと考えています。
また、その子にとって触れ合いが少ないと感じる時は、親以外の大人にくっつきにいく事があります。そういう子たちと接していると、普段からもっとお父さんお母さんと一緒に触れ合って遊びたいのかなという印象を持つ事があります。
子どもにとって触れ合いは成長するために欠かせない、重要な要素になります。子どもの世話をテレビやおもちゃ任せにするのではなく、抱きしめたり寄り添ってあげたりして子どもと接する時間をたくさん作ってあげる様にしてくださいね。