足を守るために、靴下を脱ぐ!
今回は人が歩くために非常に大事な「足」の話。足の状態は雄一人が歩く際に床についている場所になるため、足の状態は動くことにおいて非常に重要になってきます。今回は足の重要さと、すぐにできる子どもの足を守る方法をシェアしたいと思います。
歩く時に私たちを守ってくれる足
私たちが何気なく行なっている「歩く」動きですが、足の状態が非常に大事になってきます。
私たちが歩く時、体重や足が床についた時に生じる衝撃から足を守り、かつ衝撃を使って足を前に出す時に効率をよくする役割があるのです。そのため、足が適切な状態で歩行する事で、歩く効率の向上と身体の負担の軽減を図る事ができる様になるのです。
歩くためのポイントとしては、「足を3点で支えられる」ということです。
ここでいう3点とは、親指の付け根、小指の付け根、かかとの中心の3つになります。
この3点でしっかりと床に立つ事ができると、足の内側にある床につかないところ、いわゆる「土踏まず」ができる様になります。
足の内側のボコっとなっているところですね。
この土踏まずがしっかりとできる事で、足の骨はしっかりと固定される構造になり、結果歩く時に安全かつ効率的に足で体重を支える事ができる様になるのです。
扁平足は要注意!
プールに入った後に裸足で床を歩いていると自分の足跡がついていると思います。その時に、土踏まずがなくべったりと足全体がついた足跡になっている人がいます。
この状態の足のことを「扁平足」といいます。この状態が問題なのは、先ほど述べた親指の付け根、小指の付け根、かかとの中心の3点で身体を支えることができなくなるということです。
足は3点で固定できていると自分の体重を支持できるほど強固になるのですが、扁平足になり3点固定ができなくなってしまうと足の構造が崩れてしまい、体重を支える構造をしていないところで身体をむりに支えてしまうことになるのです。
その結果、足の痛みや外反母趾などの指のトラブル、運動能力の低下などが生じてきます。全体重がかかる足だからこそ、適切なポイントで体重を支える必要があるのです。
そして扁平足は子どもにも多く増えています。色々な原因はあると思いますが、運動時間の低下や靴、アーチサポートがついている靴が増えている事が原因の一つだと考えています。一見するとアーチがついている靴は良さそうに見えますが、靴に矯正されている状態では自身の土踏まずを使うための筋肉は働きません。
余談ですが、「速く走れる様になる!」を謳っている靴の左右の形状が違う某メーカーの靴は足の構造を不安定にするのであまり推奨できません。そもそも走るのがトラックを走る事を想定されているので、それ以外の場所で使うと足の負担をかけたくないところに負担をかけてしまいます。
浮指になると足はうまく使えない!
足をうまく使えているかを見る指標の一つに、足指が浮いていないかがあります。
土踏まずが潰れて扁平足になると、足指の付け根が床に押し付けられてしまい、結果足指が浮いてしまうのです。俗に言う「浮指」と言う状態になってしまいます。
浮指になり指がうまく使えないと、歩く時に床を足指で押す事ができないため、効率的な歩行ができなくなってしまいます。
結果、足の痛みなどの足のトレブルだけでなく、足の関節の崩れによる姿勢の崩れによりO脚やX脚、猫背などの原因になってしまいます。
そのため、足指がしっかりと床につくことで、足の大事な3点で身体を支えるために必要な要素になってくるのです。
そして最近では子供の浮指が増えています。子どもの頃から足指をうまく使える様になる必要があるのです。
靴下は早く脱いでしまう!
色々な運動がありますが、まずは浮指になりやすい習慣に注意することから初めて見るのもいいと思います。
まず意識して欲しいのは「家の中で靴下を脱ぐ」事。
靴下は形状的に指を浮かす方に引っ張ってしまいます。また5歩指靴下の様に足指が分かれていない靴下では指を個別に使う感覚が乏しくなってしまい、結果浮指の原因の一つになってしまうのです。
今の時代学校や保育園でも靴下を履く時間が長いため、自然に足指を使う時間がなくなってしまいます。
なので家にいる時間だけでもまずは靴下を外し、裸足で生活する事が大事です。
子どもの指を1本づつ軽くひっぱたり回したりして指に感覚を入れながらマッサージをすることも非常に有効です。子どもとのコミュニケーションにもなります。
まずは生活を見直して、非常に大事な足指を使う工夫をしていきましょう。