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note 有料小説活性化計画

まえに公開した「有料小説活性化計画」に関しまして、いろいろとご意見やご助言をいただきました。本当にありがたいと思うと同時に、やっぱり自分の書いた小説を評価してもらい、ある程度の収入にしたいと考えておられる方は多いということを実感いたしました。本当は小説を書いて生活していきたいんだけど。。。という方も多いのではないでしょうか。

私も10万字を超える「電力会社の憂鬱」という小説を仕上げ、何とか世に出したい、できれば印税収入が欲しいと思っています。
恥を晒すことになるのかもしれませんが、そのためにこれまで自分が何をしてきたのか。詳しくお知らせしたいと思います。「有料小説活性化計画」に対していただいた温かいご意見やご助言もあわせて披露したいと考えております。執念を感じていただければと思います。できればnoteでこういう支援をいただければ、というお願いも書いてみたいと思います。

自費出版

どなたもそうだと思いますが、小説を書いた限りは紙の本として出版したいと思いました。出版業界のことなど全く知りませんので、小説を書いて出版社から「いいね」をいただくと、自動的に誰かが本にまで仕上げてくれるというイメージでした。
そのため大型書店で何時間も粘り、奥付に書いてある出版社の住所をかたっぱしからメモし、USBを10個くらい買って、原稿を送りまくりました。
10社以上に送り、半分が無反応。4分の1がUSBは受け取れません。
でも残り4分の1からは反応をいただきました。
ほとんどが、こういう形での原稿持ち込みは受け付けません。プライズがあるので、そっちに応募をお待ちします。という反応でした。

ところが2社だけ、なんと書評まで書いていただきました。
これは嬉しかったです。
うち1社からは「ドラマや映画にでもできる。」とまでおだてていただき、小躍りしました。
2社とは何度も連絡を取り合いましたが、よくよく確認すると、自費出版。
100~200万円の見積書が届きました。ガク~。金ないよ~。
金払って、権利取られて、印税10%。そりゃないでしょう。

借金

でも諦めきれずに、金を借りれないかと行動を開始しました。
政策金融公庫の門をたたきました。
ご担当者はコロナ支援でお忙しい中、大変丁寧に話を聞いてくださいましたが、自費出版支援の持ち込みはたまにあるらしいですが、成功事例はないということでした。上層部と「爺さんがここまでの熱意を持っているので」ということで頑張ってくれたらしいですが。。。結果NG。

賞への応募

小説スバル他、インターネットで調べまくり、条件にあうプライズに数を忘れるほど応募いたしました。他の賞との二重応募はダメというものが多く、大変時間がかかりました。これも優秀な作品が多く、日の目を見ることはありませんでした。というか落選者には連絡も何もないので、どこがダメだったのかとか知る由もなく、なんとなく空振り感と虚無感が漂いました。

クラウドファンディング

もうあきらめかけていた時に、昔の仕事仲間に少しだけ出版社で編集者をしていたKさんと再会しました。賞に応募しまくったこと、原稿を送りつけたことと出版社の反応を伝えると大笑いされました。
賞に関しては、彼女もいろいろ思いがあるようで、詳しくは伺いませんでしたが、自費出版に関しては当然の反応で、要は出版不況の中の、苦し紛れのビジネスらしいです。でも自費出版からベストセラーになった作品もあり、どうしてもというならクラウドファンディングはどうかと勧められました。
小説の自費出版に馴染むかどうかわからないが。。。
ということで始めています。
こちらで応援してやろうという方がおられれば、是非!

「小説出版の夢をかなえたい」

電子出版

最大手のKindleを検討しました。
なかなか高齢者にとってはハードルの高いものでした。
単に出版までのインターフェースが難しいというだけでなく、嫌というほど個人情報を開示する必要があり、ちょっとなあという感じでした。
なにより、印税が70%と聞いていたのですが、有料・無料関係なくほかのプラットフォームで公開していたら30%ということでした。
noteでの公開をやめるつもりは無かったので断念いたしました。
コメントで楽天koboもあるよと教えていただきましたので、やってみようと思っています。

そしてnote

経緯はこんな感じです。
「電力会社の憂鬱」という長編小説を25話に分割。
1話100円で販売させていただき、マガジンで全話ご購入いただけると、 半額以下の1200円でお得です。という仕組みにしました。
何件かご購入いただきましたが、一桁でした。
素人作品にしては高すぎるのかと思い、適正価格を知るためにとりあえず500円に値下げし、時期をおいて100円づつ引き上げながら単価×部数
をみて満足できる単価で固定することとしました。
結果は、なかなか難しいという感じでした。
25話に分けているのが問題なのかもしれない、いちいち購入手続きをしていただく必要があり、ウザいのかもしれないと思い至り、次の通り変更させていただきました。
全話で4章に分かれていますので、一章で1コンテンツに変更。
 第一章  融和と軋轢  19,507字    無料
 第二章  活躍と暗躍  16,041字  200円
 第三章  事故と故意  13,870字  200円
 第四章  改革と挫折  48,844字  200円
マガジンはこれまで同様500円。
これもなかなか難しいという感じでした。
いま思っていることは、タイトルが鬱陶しいのかもしれない。です。
「電力会社の憂鬱」。内容は単なる企業小説なのですが、電力会社そのものがマニアックですし、更に「憂鬱」なんて言葉。
みんなタイトルだけで敬遠するよな。という感じです。
マニアックなのは仕方ないので、マニアックな小説応募を発見し、先日原稿を送りました。他プラットフォームでの公開はNGという条件が無かったので思い切って提出しました。タイトルはもっとわかり易く、何それ?というくらいのものに変えてみました。
結果はまたご報告いたします。
⑤これでダメなら、内容が面白くないんだと思い、あきらめます。

温かいご意見・ご助言

楽天koboを教えていただいた方から、さまざまご意見・ご助言をいただきました。本当に感謝しております。
クラウドファンディングのことはnoteでも伝えるべき。
YouTubeで「有料小説活性化計画」のチャンネルを持ったらどうか。
twitter、facebookのアカウントを「有料小説活性化計画」の名義で取得してnoteと連動させてはどうか。
この方にはいろいろなご提案をいただきました。
中でも驚き、うーんと唸ったのは、
 1、有料小説活性化計画とは何か。
 2、どのような意義があるのか。
 3、どのようなシステムか。
 4、どうなることが理想か。
というところを読者が「こういう発想があったのか!」と思うところまで
充実させ「有料小説活性化計画」そのものを販売してはどうかというご提案をいただいたことです。
よし考えてみよう。でも難しいな。自分への宿題です。
でもやっぱり自分の作品が正当に評価されたい。収入につなげたいという方がおられることに意を強くいたしました。
潜在的にはもっとおられると思っています。
そういう方々と一緒に「有料小説活性化計画」を考え、出版の概念をブレイクスルーできれば素晴らしいと思っています。

noteさんへのお願い

情熱。執念。ひつこさ。こんな思いを応援いただけないでしょうか。
つらつら書いてきましたが、一番の思いは出版社への思いです。
実績のある作家は相手にするが、素人は自費出版。
賞の判断基準ははっきりわかりませんが、売れるかどうか。
収益企業なので仕方ないと思いますが、noteをみても本当に多くの方が小説を投稿しておられます。
そして少なくない方々が、わずかでも収益化できないかと思っておられることは間違いありません。

うまく言えませんが、これまでの出版社のやり方では、出版・収益化という行為のハードルが高すぎると感じます。
何かわれわれにも日の当たる方法を考えていただけませんでしょうか。
例えば、これまでとは全く違うメジャーでの「賞金付きnote賞」とか、
「賞金1万円で100作品note短編賞」とか。。。
思いつきですいません。。。でも大喝采です。

みなさんどうですか?
コメントお待ちします。




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一村一矢
是非サポートをお願いします。小説の構想はまだまだありますので、ご購入いただいた費用は、リサーチや取材の経費に使わせていただきます。

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