紅葉前が続く京都の静寂穴場探訪【岩倉実相院・町中華・Nintendo KYOTO・出町etc...】
家族用事を主目的とした京都訪問をしたのだが、その合間に気分転換として巡れた観光レポを書いていく。
相変わらず街中に行くと人は多い京都だが紅葉シーズンに入り、夏前に訪れた時よりかは観光客や外人も各地に分散したようで人混みはピークより少し落ち着き始めていた季節でもあった。
11月中旬に入っても気候変動の影響が続き紅葉にならないもみじの木はまだ多かったが、おそらく12月前に見ごろになる紅葉も含めた穴場的スポット岩倉実相院を中心に回った場所や様子を共有しておきたい。
紅葉の穴場にもなる岩倉実相院
岩倉実相院(いわくらじっそういん)**は、京都市左京区岩倉に位置する天台宗の寺院で、「岩倉門跡」とも呼ばれます。室町時代に後奈良天皇や正親町天皇から寺領の寄進を受けるなど、皇室や公家と深い関わりを持つ由緒あるお寺です。庭園や襖絵などの文化財が数多くあり、特に美しい自然と調和した景観が訪れる人々を魅了します。
とにかく京都の北へ上がった場所にあるため観光客もほとんど訪れないが、枯山水のような庭園と襖絵の中にもみじが顔を覗かせる風景も特徴的であり
ひっそり静かな情緒を感じながら落ち着きたい人にはまさに穴場的な場所でもある。寺格としても高いお寺の一つでもあるため直筆の古今和歌集や阿弥陀像など貴重な文化財も展示されている。
概要
創建: 13世紀、藤原家の子孫により創建。
宗派: 天台宗
本尊: 阿弥陀如来
所在地: 京都市左京区岩倉上蔵町121
特色: 京都御所や比叡山延暦寺とも関係が深く、寺格の高い門跡寺院。
見どころ
1. 床もみじ
岩倉実相院を代表する見どころで、紅葉の季節に寺院の床に映り込む紅葉の美しさが有名です。「床もみじ」は、磨き上げられた床に庭園の紅葉が反射し、まるで絵画のような幻想的な景色を生み出します。これを目当てに訪れる観光客が多く、秋の時期は特に人気です。
実際に写真撮影は禁止されており肉眼でしかリアルな風景は確認できない。私が訪れた11月の中旬でも上の公式画像のような青いもみじに少し紅葉が色づき始めたぐらいだったがよかった。庭園も含め各所に座布団が用意されており時間を忘れて風景だけに没頭できる。
2. 庭園
実相院には枯山水庭園と池泉回遊式庭園の2つの庭園があります。枯山水庭園は禅の精神を表現し、池泉回遊式庭園は四季折々の景観を楽しめます。春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、冬には雪景色が広がり、訪れるたびに異なる魅力を体感できます。
池泉の方はこの時期紅葉が池の水面全体にかかるように設計されており幻想的である。池にかかる水の音も相まって五感を静寂に癒す。その裏には枯山水庭園があり視覚から鎮める石の並びと無駄のない静寂と景観にそのまま没頭できる。
3. 襖絵や建築
書院造りの建物内には、美しい襖絵や障壁画があり、江戸時代の優れた美術工芸を楽しめます。特に、狩野派の襖絵や金箔を使用した装飾が目を引きます。
金閣だけではない狩野派の襖絵はここから見ることができる。貴重な作品がそのまま綺麗に保全されていることにも頭が下がる。
4. 静寂な雰囲気
実相院は観光地としても人気ですが、少し離れた静かなエリアに位置するため、都会の喧騒を忘れ、心を落ち着けて過ごせる場所としても知られています。特に朝の時間帯や平日は静寂に包まれ、特別なひとときを過ごすことができます。
アクセス情報
最寄り駅: 叡山電鉄「岩倉駅」から徒歩約20分
駐車場: あり(台数制限あり)
拝観時間: 季節により変動(事前確認を推奨)
拝観料: 一般的に有料
アクセスが少し悪いが地下鉄「国際会館駅」から「実相院行き」のバスも走るので個人的にはそちらの方が楽でおすすめである。周りに何もないため目的は限られるが、紅葉の一つの楽しみの穴場としてはおすすめできる。
まとめ
岩倉実相院は、自然と調和した美しい景観や、歴史的な建築・文化財が魅力のお寺です。特に紅葉の季節に訪れることで、京都ならではの風情を存分に楽しむことができます。一方で、静かな雰囲気があるため、心をリフレッシュしたい方にも最適です。
常連もあまり教えたくない町中華「鳳泉」
**鳳泉(ほうせん)**は、京都市中京区にある広東料理の名店で、地元の人々や観光客から高い評価を受けています。家庭的な雰囲気と職人技が光る料理で、気軽に本格的な中華料理を楽しめるお店として知られています。創業以来、変わらない味を提供しており、多くの常連客が足繁く通う老舗中華料理店です。
京都の町中華好きには名物である「からしそば」を目的に訪れる人も多い店である。
地元の人でも昔から並んでいる店だが全国的にはまだ知られていないので知らない人はぜひ食べてみてほしい。辛さもそこまで辛くない。中華では珍しく全体的にかなりあっさりした大人の味なので高齢の常連も今だ絶えない。
概要
所在地: 京都府京都市中京区木屋町二条下ル東生洲町5
最寄り駅: 京阪本線「三条駅」から徒歩約5分
営業時間: 昼 11:30~14:00 / 夜 17:00~20:30(定休日: 木曜日)
席数: カウンター席とテーブル席を備えたアットホームな空間
おすすめの料理
1. 揚げそば
鳳泉の名物メニューで、パリパリの揚げそばにたっぷりの具材が絡む餡が絶品。シャキシャキした食感と餡の濃厚な味わいが見事に調和しています。
2. 鳥の唐揚げ
外はカリッと、中はジューシーに揚げられた唐揚げは、鳳泉を訪れたら必ず食べたい一品。シンプルながら奥深い味わいが楽しめます。
3. エビのチリソース
プリプリのエビに、辛味と甘みが絶妙に合わさったチリソースが絡み、ライスとの相性も抜群です。
4. 酢豚
広東料理ならではのフルーティーでまろやかな甘酸っぱさが特徴。柔らかい豚肉と野菜のバランスが良く、ボリューム感もあり満足感の高い一品です。5. 焼売
手作りの焼売はジューシーで、ふっくらとした食感が特徴。シンプルな調理ながら、肉の旨味が口いっぱいに広がります。
Nintendo KYOTO行ってみた
京都にある任天堂のオフィシャルストア「Nintendo KYOTO」は、2023年10月にオープンした注目のスポットです。四条河原町エリアの「京都ゼロゲート」7階に位置し、地元住民や観光客から高い人気を集めています。この店舗は、任天堂の公式グッズやゲーム関連アイテムを取り扱っており、特に京都ならではの限定商品が魅力的です。
河原町で空いた時間があったので初めて行ってみた。土曜日だったので人は確かに多かったがスペースは流石に広く、商品の配置も絶妙に人の流れが混まない配置に上手くされていたので思ってたより快適に回ることもできた。
おすすめ商品
京都限定アイテム
京扇子: 白竹堂の職人技を活かした美しい扇子で、任天堂キャラクターをモチーフにしたデザインが特徴です。持ち運び用の袋も付属し、実用性とデザイン性を兼ね備えています。
西陣織ネクタイ: 京都の伝統工芸である西陣織を使用したネクタイで、マリオやピクセルアイコンがデザインされています。専用の箱入りでギフトにも最適です。
Nintendoキャラクターグッズ
スーパーマリオ、ゼルダの伝説、カービィなど、人気キャラクターをテーマにした文具やアクセサリーが充実しています
訪問のポイント
京都ならではの伝統工芸品と任天堂のコラボ商品は特に注目されており、お土産やコレクションにぴったりです。また、店内には限定グッズの他、ゲームファンなら見逃せないオリジナル展示がある場合もあります。
詳細や最新情報は、公式サイトやSNSで確認できます。観光ついでに訪れるのもおすすめです!
グッズも食器や文具、衣類など生活が彩るような小さなアイテムも多かったので誰でも楽しめる品揃えだった。価格もそういうものであれば特別高くもなく土産品としてもかなり良心的である。自分は結局何も買わなかったが任天堂が好きな人ほど堪らない店なんだと思う。
他にも最新ゲームの体験ブースや限定のガチャガチャもあったので小さい子供もいる家族連れまで楽しめる配慮も細かくなされてて流石だった。
鴨川の紅葉を歩きながら食べたい「岡田のコロッケ」
出町にある「岡田商店」は、地元で愛される老舗の精肉店であり、特に揚げたてのコロッケが評判です。この店は創業から50年以上、地域密着型の営業を続け、近所の方が自転車で立ち寄るようなアットホームな雰囲気が魅力です。
地元の人しかいない下町のコロッケ紹介でしかないが個人的に日本一美味しいと思っているので一応紹介しておく。叡山電車の出町柳から鴨川に向けて下りていくか河原町から鴨川沿いに上っていくと辿り着く。ミニシアターの出町座や古本屋もならぶ出町商店街に隣接しているのでちょっとした下町散策でもしたい人には楽しいと思う。
おすすめのポイント
コロッケの特徴
岡田商店のコロッケは、揚げたてならではのホクホク感と、肉の甘みが絶妙なバランスです。値段もリーズナブルで、地元価格として非常に親しみやすい一品です。鴨川沿いでの食べ歩きにもぴったりですが、トンビに注意が必要です
アクセス
「出町ふたば」で有名な豆餅の店と同じ並びに位置し、観光の合間に立ち寄りやすいロケーションも魅力です。その他のおすすめ
揚げ物以外にも、精肉店としての品質の高い肉類が販売されており、料理好きな方にとっても満足できる品揃えです。
この地域での散策や観光の合間に立ち寄り、揚げたてのコロッケをぜひ楽しんでみてください!
まとめ
数か月ぶりに家族用事の合間に訪れられた一部を紹介してみた。個人的な目的と場所によってバラバラで上手くまとまっていないが一つでも何か役に立てれば幸い。観光客はあまり来ないような場所は書いているつもりです。
街中一つでも店の並びや客層も季節で変わっているのは見れるので、行く毎に情報が更新されていきやすい特殊な場所になっているなと思う。賢い人はわざわざ用事がない限り京都に行く人も少ないと思うがまた冬か春あたりに行くこともありそうなのでよさそうな場があれば適当に様子を書いておきます。
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