どうして日本人はシャイなのか?
ロサンゼルスに留学中のKazuyaです!
社会人留学をする中での体験や学びをnoteでシェアしていきます。
今回のテーマは、「どうして日本人はシャイなのか?」というテーマです。
ロサンゼルスで出会った人との会話の中で、「日本人はシャイ」という話を何度かしたことがあります。
確かにロサンゼルスでの生活を始めてから、日本人は他の国の人と比べてシャイだと感じる場面は何度もあります。
今回はそのように感じた場面と、日本人がシャイであることに対する個人的な意見をつらつらと書いていきます。
◉「日本人はシャイ」だと思うシーン
・シーン1:語学学校での授業中
私が現在通っている語学学校のクラスには15人ほどの生徒がいます。
ヨーロッパや南米、アジアなどさまざまな国籍のクラスメートがいますが、日本人が一番比率が高く、全体の3分の1くらいを占めている気がします。
授業は、質問や意見があれば自由に発言していいというスタンスで行われているのですが、発言するのは日本人以外の人ばかり。
日本人も少人数のグループワークでは自分の意見を話しますが、クラス全体では積極的に意見を発しない人が多い気がします。
私自身もできるだけ発言しようと思っていますが、なかなか発言ができないのが正直なところです。
・シーン2:パーティー
ロサンゼルスでは、大規模なパーティがあらゆる場所で行われています。
パーティには新たな出会いがあるので、私も色々なパーティに参加しています。
小規模であれば、誰かに話しかけて仲良くなることは簡単なのですが、大規模のパーティになると誰かに話しかけるのが難しくて、1人でフラフラしている時間も長くなります。
そんな時に周りを見ると、私と同じように苦戦している日本人らしき人を多く見かけます。
私と同じように、出会いの場でなかなか一歩を踏み込みきれない日本人が多いのかなと感じています。
・シーン3:スポーツ観戦
日本と同様ですが、アメリカでもバスケや野球などのプロスポーツの試合では、休憩時間などに会場のカメラが観客を捉えてモニターに映し出します。
日本でもカメラに映ったら手を振ったり笑ったりしますが、アメリカの人たちのアピールの仕方はもっと派手です。
カメラに映ったほとんどの人が飛び跳ねたり、隣の席も使って派手に踊り出したり、自分が持っているグッズやユニフォームを持って叫んだりしています。
表現の派手さを比較すると、日本人はやっぱり控えめでシャイなのかなと感じます。
◉日本人にシャイな人が多い理由
上記の通り日本人がシャイになる理由について自分なりに考えてみました。
個人的には「学校教育」「知らない人と会話する習慣がない」「自分に自信がない」ことが原因ではないかと思いました。
・学校教育
私の学生時代を思い返すと、授業中は静かにするように先生から指導されてきた記憶があります。
授業は先生が一方的に説明をして、その内容を理解して教科書の問題を解くスタイル。
生徒が自由に発言する機会は多くなかったと思います。
最近の学校ではどのようなスタイルで授業が行われているかはわかりませんが、私と同じような授業で学んできた日本人は多いのではないでしょうか?
その環境に慣れている日本人からすると、授業中に自由な発言を求められても発言が難しく、他の国の人からシャイと思われてしまうのかなと思いました。
・知らない人と会話をする習慣がない
LAで生活する中で、エレベーターで乗り合わせた人やお店のスタッフ、信号待っている人など、知らない人とナチュラルに会話が始まる機会がたくさんありました。
会話はせずとも、すれ違った人と目があったらアイコンタクトをすることもよくあります。
LAでは当たり前の光景ですが、日本で同じことをしたらどうなるでしょうか?
たまに居酒屋で隣の席の人と話すことはありますが、街中で急に知らない人に話しかけられたら怖がる人が多い気がします。
この感覚の違いがゆえに、多くの日本人が誰かに話しかけることに抵抗感を持ってしまっているような気がします。
・自分に自信がない
「日曜日の初耳学」というテレビ番組(※)でマーケターの森岡毅さんがお話しされていたのですが、とあるマーケティング調査で一般人に「自分に自信があるか?」という質問をしたところ、日本人は半分以上の割合が「自信がない」と回答したのに対し、多くの西洋人は「自信がある」と回答したとのことです。
※Youtubeで公開されているので、気になる方は以下からご視聴ください。
(17分ごろから上記に関するお話をされています)
英語を話す上でも同じように、日本人は自分の英語に自信がなく控えめになるのに対し、他の国の人たちは自信満々にどんどんしゃべっているように感じます。彼らは自信満々にしゃべっていますが、文法や語彙がめちゃくちゃだったりします。
彼らの話し振りをみると、私も細かいことは気にせずに自信を持って話すことが大事なんだなと感じさせられます。
◉シャイな日本人が海外で活躍するためには?
上記内容を踏まえ、これから海外でのキャリアアップを目指す私自身が意識していきたいことを最後にお伝えしたいと思います。
・自信を持ってアクションをする
私も典型的な日本人の1人なので、自分に自信がなくて英語を積極的に話せなかったり、アクションをためらうことが何度もあります。
上記でご紹介したYoutubeで森岡さんも述べていますが、自信がなくてアクションができないことによって、経験の差が生まれてしまいます。
それでは、自分の成長可能性を抑えてしまうことになるので、根拠がなくても自分に自信を持ってさまざまなアクションを積極的にしていきたいと思います。
・日本人としてのアイデンティティを大事にする
上記ではシャイであることのマイナス面を主に取り上げましたが、シャイは裏返すと「謙虚で空気を読み、場に応じて適切な行動ができる」というポジティブな意味合いで捉えられるのではないかと思います。
留学中に出会ったイタリア人のクラスメートに「日本ってどんな印象?」という質問をしました。
すると、彼はこのように答えました。
それまでは、海外の基準に自分を合わせたいと思っていましたが、その一方で日本人としての価値観も大事にすべきだと考えさせられました。
シャイであることも私たち日本人の一つの価値なのかもしれないですね。
今回はここまで!
自分自身が3ヶ月の留学生活で感じたことをアウトプットしたいと思って、今回は自分の思いや感覚をベースにつらつらと書いてきました。
もちろん、日本人が全員シャイな訳でもないし、人それぞれ海外で感じることも違うので、今回の内容はあくまで個人的な意見として捉えていただけたらと思います。
ただ、私の意見に対して共感してくださる人や、何か気づきを得た人、面白いと思ってくださった人が少しでもいたら嬉しいです!
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