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マイコン博物館の展示物たち その5 東芝とソードのPCとか、そうでないものとか

青梅のマイコン博物館の展示物のご紹介も、なかなか尽きないのですが、今回は東芝とソードです。東芝に関しては秋葉原のイベントで撮影した写真もたくさんあるのですが、今回はあくまで博物館に所蔵されているモノたちです。

ダイナブック大作戦 in 秋葉原

まずは東芝。東芝は古くから大型機も作っていましたし、半導体チップのメーカーでもあります。NECのTK-80の時代にはEX-80という似たようなボードも出していましたし、いろいろな会社からパソコンが出るようになると、当然、東芝も参入してくるのだろうとは思っていました。

実際にはなかなかパソコンは登場しなかったのですが、1981年の終わりごろになってようやく「パソピア」ブランドで参入を果たしました。

PASOPIA

PASOPIA - 東芝の参入

1983年リリースのPASOPIA7

とはいえ鳴かず飛ばずの状況で、MSXにも参入したのですが、それでもパッとしないママでした。

東芝のMSX HX-10/20/21/22

実は海外向けはソコソコだったような感じで、自社のハードウェア技術を駆使して携帯型のPCに活路を求めました。

初代dynabook、J-3100(1986年)
J-3100SS(1989年)

時はWindowsの時代になり、さらに小型化を推し進めたLibrettoシリーズを出し、これも大人気となりました。

Libretto 20(1996年)
Libretto70(1997年)

東芝は最初の日本語ワープロ専用機であるJW-10を出した会社ですし、その後もワープロのラインナップを出していました。この時代はかなりお高いものだったので、良く目にするようになったのが携帯型のRUPOシリーズになってからですね。

JW-6(1982年)

そういえば、博物館にはこんなレトロなカメラもありました。

古いロゴが懐かしい

さて東芝とはいろいろとご縁もあるソードもたくさん並んでいました。まずは創業間もなくリリースしたIMSAIを彷彿させるSMP-80です(CPUは8080)。これは、ソードが求めるスペックには力不足だったようで、発表されたものの売られなかったという話が伝わっています。これがどうしてココにあるのかは館長に聞きそびれました。

SMP-80(1974年)

その後、贅沢なハードで作ったオフコンたちが有名でした。

M243(1977年)
M223 Mark III(1979年)※ソードのWEBを見ると1978年じゃないみたい

そして先進的すぎた小型PCのm5。

m5(1982年)

そして時代は進み、独自の世界から汎用OSの世界になって、その個性が徐々に失われて衰退し東芝の傘下になってしまいました。

M68(1983年)
IS-11C(1985年)

ソードについては、まだm5くらいしか取り上げていませんでしたね。PIPSを忘れてはいけないのですが、自分では殆ど使わなかったんですよね。

ソードM5 - 日本における低価格パソコンの始まり

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