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NUMBERS 天才数学者の事件ファイル - 海外ドラマ

今回はちょっと毛色を変えて刑事モノのドラマを紹介します。最初は確かテレビ東京で2016年あたりで放送していたのを見たのがキッカケです。数学者というのは実は知り合いにも何人かいるのですが、学者の中でも若いうちに才覚を表す人が多く、想像通りかもしれませんが、かなりの変わり者です。これは世界的に共通なようで、このドラマは「数学」がキーワードです。

NUMBERS 天才数学者の事件ファイル

もちろん数学に詳しい人から見れば、その上っ面をカスッているだけで、こんなのは数学でもなんでもないという取り上げ方ではあるのですが、数学と凶悪事件の組み合わせはなかなか新鮮なものがあります。そういえばガリレオという日本のドラマもありましたね。

兄のFBI捜査官であるドン・エプス(ロブ・モロー)、そして弟の天才数学者チャールズ・エプス(デイビッド・クロムホルツ)の二人を軸に、父のアラン・エプス(ジャド・ハーシュ)や数学者仲間のラリー・フラインハート(ピーター・マクニコル)までが全シーズンを通して活躍します。アメリカでの放送は2005年から2010年にかけてで、6シーズン全118話が放映されました。

舞台はロサンゼルスにあるFBI支局と実在はしない南カリフォルニア工科大学(CalSci)が舞台です(そしてLAのいろいろな場所で発生する事件現場)。大学のシーンは実際にはカリフォルニア工科大学 (Caltech)と南カリフォルニア大学 (USC)で撮影されたようです。Caltechには随分と前(学生時代)に遊びに?行ったことがあるのですが、都市部からは少し離れた比較的こじんまりした自然豊かなキャンパスだった記憶があります。食堂で見渡した限りでは当時は日本人の学生もチラホラいる感じで、購買でいつもお世話になっていた教授の著書と学校の名前が入ったTシャツ(アインシュタインの似顔絵入)を買い漁った覚えがあります。

カリフォルニア工科大学

ストーリーは毎話、凶悪事件が発生し数学の力を借りて解決していくというのが基本ではあるのですが、兄弟そして親子の人間関係とそれぞれのロマンスが彩りを添えます。もちろん職場の人間関係も複雑に絡まっているのですが、日々事件に向き合う特殊な職場であるにも関わらず、誰しも持っている日常が大切に扱われているのが、どこかホッとさせるものがあります。

日本のテレビで放送されたのは第4シーズンまでで、残りは配信で見ました。配信は字幕のみで吹き替えが無いのですが、日本語があれば充分です。一時期はいろいろなプラットフォームで盛んに放送、配信していたのですが(お陰で怪しいところには殆ど落ちていません)、探せば今も見られるところがあるかもしれません。

NUMBERS 天才数学者の事件ファイル シーズン1

もちろん板を買うのもありです。

ナンバーズ 天才数学者の事件ファイル | NUMBERS

数学のネタは、そんなに直ぐに古くなるものではないので、今でも熱いトピックが満載です。通してみると兄弟それぞれの人間的成長がだんだん心に染みてくるのがわかります。しかし本当にヒドい犯罪が多くて、アメリカ、特にLAって実に治安に問題があるというのが伝わってきます。コロンボの時代が懐かしいですよ。

そうそう、単語のアルファベットの一部を数字や鏡文字で表す手法が使われていて(これって名前とかありましたっけ)、このドラマでもNumbersのeを反転して3で表現しています。

Numb3rs

ヘッダ画像は、いらすとや より
https://www.irasutoya.com/2016/03/blog-post_718.html

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