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環境センサと加湿器の話
空気清浄機はお使いですか?コロナ禍で換気の重要性が宣伝されたのですが、窓を開ければそろそろ花粉も入ってくる季節になりましたし、いずれにせよ埃っぽい空気は勘弁です。空気清浄機と言っても、あまりに多くの種類があり、加湿や除湿の機能も併せ持ったものも売られています。最近は吹き出す空気の量の勝負で中身は単なるHEPAフィルタというものが売れているようですが、私はダイキンのストリーマが大好きです(プラズマクラスターはどうも今ひとつ)。
ということでダイキンの加湿・除湿機能の付いた空気清浄機を愛用しているのですが、そろそろ購入から10年を超え、まず除湿が逝き遂に加湿の方も動かなくなってしまいました。他に消耗品も尽きたということもあり、そろそろ新しいのを買わなければなりません。ところがこの冬はインフルの流行の所為なのか空気清浄機の売れ行きが良いらしく、どの家電店も値引き率が思わしくなく在庫も売れ筋は消滅していて売れ残り感のある機種ばかりが目につきます。こうなると購入意欲がすっかり消沈し次の新製品が出たときでいいやとなりがちです。
とはいえ加湿器が無いと部屋が乾燥しまくって辛いことになります。加湿器の種類にはコダワリがあって以前に超音波式で光学デバイスの内部がビッシリと白くなっていたこともあり気化式一択です。まあ超音波式はよほど高級のものを選ばないと振動子の寿命が決して長いものではなく、だいたい数年で逝ってしまうことが多く、それも避けている理由です(それだけ使用時間が長いです)。
話変わって、室内環境の計測についてです。しばらく前から玄関のすぐ外であるとか室内の気温や湿度などを市販の環境センサーを使って計測・記録しているのですが、特に室外は覆いをつけて(囲んでしまうと測定値に影響が出るので雨が当たらないようにしているだけ)使っているのですが、やはり屋外だと痛むようで、遂に何も反応しなくなってしまいました。残念なことに交換しようとしても既に販売終了となっており販売していた通販サイトを探しても在庫があるところを見つけられません。
どこでもセンサー
仕方がないので、とりあえずm5stackで作るかと試みたのですが、やはり計測値のキャリブレーションをちゃんとやらないと、怪しい値しか出てこないので、ここで放置プレイとなってしまいました。多少は正確な値が出るデバイスを用意してちゃんと校正するつもりではあるんですが、本体の温度によるドリフトもあるようでソフト的にも工夫が必要なようです。
そこでクラウドに計測値を記録できるようなセンサー製品をさがしていたのですが、アマゾンのセールの度にオススメされる「SwitchBot」シリーズに目をつけました。このシリーズは温度計だけではなく多くのデバイスがラインナップされていています。これらをアプリを使って接続するだけではなく、センサーの値を使って他のデバイスを操作するアクションなども設定でき、なかなか面白そうです。
SwitchBot 公式
とりあえず防水の温度湿度計と室内の温度湿度を測るデバイスを購入しました。
SwitchBot 防水温湿度計
SwitchBot 温湿度計Pro
二酸化炭素計測は、あまり困っていない(あまり気密性の高い部屋ではない)のでスルーしましたが、ヒトが多くて換気に気を使う部屋であれば測る価値はありそうです。これらはいずれもWi-Fi(ただし2.4G帯のみ)で通信が出来、専用のアプリ(残念ながらPC向けは用意されていない)で設定や制御、状態の確認が出来ます。
SwitchBot アプリ (android 向け)
アプリからデバイスの計測値をダウンロードも出来るので、データを保存することも可能です。そしてその気になればAPIを駆使してデバイスを制御することもできるようです。もちろんアプリを使えば、センサーデバイスの値によって、他のデバイスへのアクションを定義することが出来、電源や設定を制御できるというのが SwitchBot の売りではあります。なかなか便利なので、そろそろ寿命を迎えつつあるどこでもセンサーを置き換えていこうかなと思っているところです。
ここで加湿器に戻ります。このSwitchBotのラインナップに気化式の加湿器が登場しました。ちょうど探していましたしお値段も手頃なので、これも一緒に購入しました。
SwitchBot 気化式加湿器
毎時750mlの加湿量があるパワフルなもので、これなら居室に充分間に合います。細かな制御はアプリを使うことになりますが、本体のボタンでも3種類の加湿モードを選択できます。悩ましいのがタンク容量(タンクを取り外しても上から直接でも給水できるのは便利)が4.5リットルしか無く、全力で加湿していると1日中給水している感じになってしまうことです(計算上は6時間ごとになるが半分まで減ってくると給水したくなる)。まだ買って間もないのでメンテはしていないのですが洗うのもラクになっているようです。
ちょっと困っているのが SwitchBot 製品のWi-Fi接続が最新のアクセスポイントとの相性が悪いようで、接続できなかったり、つながっていた接続が切れてしまうことがあります。これでは安心できないので、少し遠くにある古いアクセスポイントを使うように設定しました。通信速度は遅くて構わないので、これでも使えているのですが、最新のアクセスポイントで不安定なのは、セキュリティ設定なのか電波としての設定なのか説明書を読んでも判然とせず、そのうちサポートに質問でもするかとは考えているところです。
さて、これで居室の分は何とかなったのですが、寝室の方も更新が必要です。SwitchBot で攻めるかダイキンを探すか悩んでいるのですが、それなりに部屋が広い(天井も高い)ので大きめのものが必要で予算が大変です。
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