青梅のマイコン博物館に行ってきた
先日、青梅にあるマイコン博物館まで行ってきました。博物館自身は以前からあったのですが、この春に広くなった新しい場所にお引越しをしてリニューアル・オープンしました。WEB上の情報が古い方の場所を指していることも多いようでクドいほど古い場所に行かないように注意されました(どちらも青梅ですからね、青海じゃないです)。
マイコン博物館
この博物館を運営しているのは月刊アスキーの編集長であった 吉崎武 氏で、今回はご縁のある人ない人あわせて総勢6名で伺いました。アスキーはマンション2部屋時代から伺っていたので私は一方的に存じ上げてはいたのですが、(私もですが)髪こそだいぶ白いものが混ざりましたが相変わらずで何よりです。
吉崎武
まあ、そんなご縁もあるので、昨年リニューアルの資金集めで行われたクラファンでも応援させてもらった話は以前に書きました。クラファンに関しては想定以上の結果が得られて、レトロPCのファンの多さと吉崎氏の人望が伺えます。
2023年に買ったものPart2 - レトロPC万歳
青梅にあるマイコン博物館の拡張・移転へのご支援をお願いします(クラファンの結果)
博物館は予約制で公式サイトの予約フォームから予約してから行きました。詳細な案内の書かれたメールが届くのでよく読みましょう。一緒に行った方の中に以前に伺ったことがある方がいたので大丈夫でしたが、確かに入口はわかりにくいです。建物に入ると階段を登って踊り場にあるロッカーに荷物を預けて、いざ入館です。ちなみにロッカーの番号は馴染みのある番号が書かれていて、私は当然「MCS6502」を選びました(一番下で使いにくい場所ですけどね)。他の方々も思い入れのある番号のロッカーを選んでいたようです。
中に入ると入口から見て右が古いPCで、最も左にはゲームコンソールや動かすことができるPCたちがズラッと並んでいます。そして振り返る場所にあたる元金庫室にはマイコン以前のPDPなどのミニコンであるとかVT100などが収められていました。
オープン直前の新「マイコン博物館」におじゃまして展示品や施設を案内してもらった!
ここに並べられているPCたちについては、あまりに多くのPCがあるので写真を整理しつつあらためてまとめるつもりです。本体だけではなくて周辺機器もボチボチとは集まっているようですが、展示の形態についてはまだまだ途上で、大部分は手で触ることも出来るのですが、それが心配でもあります。奥の部屋には清掃や修繕をしているものも多く置かれていましたし、別の倉庫部屋には段ボールに入ったままのものが展示されているよりも多くありました。ブツはまだまだ集めるつもりで協力していただける方もたくさんいらっしゃるようですが、博物館なんで展示してナンボです。博物館や展示の経験をお持ちの方はぜひ連絡を取ってボランディアとしてアドバイスをいただけたらなぁと思いました。
そして当時の懐かしいパソコン雑誌もたくさん揃っており、その一部は閲覧も可能です。「俺が書いたのはこの号だったはず」などと記事を探して読みふけっていた人もいました。そんな昔の記事は小っ恥ずかしいところもありそうですが、何を書いたのか覚えていなくて「へぇ~」と言っているのがご愛嬌です。その頃には所要で外出していた館長もお戻りになり「あの人はどうしていますか」みたいな話で大いに盛り上がりました。
ずいぶんと長い事、部屋の中を行ったり来たりしながら、懐かしさに浸っていたのですが、あまり遅くなるとなにせ青梅ですから帰るのも大変です。心残りを封じて帰宅の途につきました。
科学技術継承財団 「マイコン博物館」と「夢の図書館」
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