魔々勇々第14話「いつやるの」感想(ジャンプ2号)
この記事で掲載している画像は全て2024年週刊少年ジャンプ2号「魔々勇々」(林快彦)から引用しています。著作権・肖像権等は全て権利所有者に帰属致します。
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説明&次章への導入回。
とは思えない勢いを感じる。林先生楽しそう。
こういう回が面白く書けるところにセンスが出てると思う。
キャラの魅力の強さとこれまで控え目にしてたギャグセンスがいい感じに出てきた。そう、読み切りの【へのへのもへじと棒人間とパンツ】の見開き「好きだからだろぉ!!!!」の勢いが。
絶対こうなると思ってた。キャラが増えて掛け合いが増えてくると面白さがどんどん増すと思ってた。
センターカラーもかわいくていいですね!
いや、要望が通り過ぎてちょっと怖いんだけど。
今回のカラーはデジタル塗りに挑戦したように見える。
第1話の表紙ほどのクオリティはないけど、そもそもカラーページに力を入れてアンケが入るわけじゃないからね。この絵が見られただけで満足です。至福です。
林先生がノリノリで台詞と表情を描いているのが伝わってきたので、今回はそれが刺さったシーンにひたすらコメントしていく。
魔勇集結は最後にまとめて。
コルレオお前…背ェどんくらい?
身長190以下は圏外って言ってたもんね!
みんなが主人公好きなのはいいことだ。
それでも見直したってニュアンス強めでハーレム方向に進むって感じではなかったのは一安心。
しかし、エリシアコルレオを応援したい気持ちで自分の気持ちに蓋をするミネルヴァも見たいっちゃ見たいがミネルヴァには奔放に幸せになってほしい気持ちもあって複雑。
とりあえずバイトもライブもずっと楽しそうにやっててほっこり。
元の世界でのアイドルは存在理由である反面敗北のプレッシャーもあって楽しいってだけじゃなかったろうから。
ミネルヴァにはとにかく幸せでいてほしい。何だこの感情は
まずは小指
「従う気ねェじゃねーか郷に!!」のツッコミも含めキレッキレである。
俺は主人公がちょっと頭のネジが外れたキャラにつっこむ漫画が好きなんだ。
ここから食い逃げした店に謝れって流れとか、ミネルヴァへの謝罪を促したりとかもコルレオの魅力がほとばしってていいね。
一人一人に常識的に誠実に向き合う姿勢がほんと好き。
バトルのとき以外は異常じゃない善者なコルレオ。
食い逃げも、勇者の無償奉仕&食事宿無償というルールからの行為ということですっきり。
これでも「死刑」発言は性格からおかしいとかの揚げ足取りはくるだろうから漫画家は大変だ。
初見の発言なんてその後のキャラと一致しないことのほうが多いのにね。飛影の黒歴史とか。
「引火しない性質」にできたりと、紋章術の汎用性がなかなかに面白い。
一つの紋章術でも色んなパターンの使い方が見られるのは嬉しい。
紋章に第二段階が存在することはほのめかされてるし、そうなったときにミネルヴァの紋章術の可能性は無限大だと思うんだ。
それこそ自分の目的意識に自分でフォーカスするとかね。目的意識の強さに呼応するんだから一時的にとんでもない出力出せそう。
虚無1
エリシアちゃんかわいいからってその表情1本でゴリ押しできると思ってる節がある。
そしてゴリ押しできている。
エリシアポンコツかわいいよエリシア。
今回の破壊は救援のためさすがに不可抗力だったんだけど、ドヤ顔の突入のせいでポンコツ感がすごい。
ただの真顔なのに、「やっと見せ場きたと思って張り切ってたんだろうな」とか「なんで全部終わった後のオチに使われてるんだこのヒロイン」とか「破壊直後のフォロースルーの小さいコマ無駄にかっけえな」とか「ヒロインってなんだろう」とか考えてると何回見ても面白い。
我が子がドーベルマンにッ!!
この、「こういう展開にしたいからこのアクシデント起こしましたよ」のわざとらしさが癖になる。
ラルフ見つけたときの「見つけたあ!」とかね。
展開の切り替わりの自然さなんて読む側は(少なくとも自分は)気にしてないから、逆に味があっていいと思う。
根本的な動機とかバトル描写が丁寧だから、こういうところを極限まで圧縮して持ち味に落とし込むのはむしろどんどんやってほしい。
そしてことあるごとにコルレオとウルビダを重ねるラルフ。
コルレオ人たらしだなあ。
世界崩壊させる紋章を持つにふさわしいってすごい信頼だ。
母なる紋章
その性能はまさに破格。
エヴァンとエンドが特別だったことがちゃんと説明された。
一話の世界観、今の影とか星とか炎でやりあってるのと次元が違ったもんな…。
継承時期が早いほど強いってことで生後2ヶ月で浮かんだコルレオもかなりの素養を持っていることに。
今のところ明らかにエヴァンの紋章術しか使ってないからコルレオ固有の紋章術が俄然楽しみになってきた。
虚無2
あんなに他のシーンだと表情豊かなのにwww
オチのコマに真顔持ってくるのが癖になってきそう。
死屍累々
なんか最近始まったらしいですよそんな名前の新連載。
ジャンプはちょいちょい奇跡のコラボ起こるよな。
アンデラと逃げ若の炎上とか。
累々戦記にとっては勝手に死屍とかいうワードとつなげられて不穏すぎるコラボけれども。
「死に関するあらゆる」って、捉えようによっては本当に何でもだな。
人間最終的には死ぬんだからすべての事象は死への過程ともいえるし。
そりゃ世界滅びかけるわ。
5%しかないのにそれでも1000体ストックできたってことだとしたらラスボスにふさわしい。
第一話でエヴァンに対してエンドがハートマークで迫ってたのは単なる異常性のアピールだと思ってたけどガチで執着してるのか。
紋章吸収する能力ならそりゃエヴァンの紋章ほしいだろうけどそれを越えた執着を感じる。
今でしょ!
サブタイトルの「いつやるの」からの懐かしの林修先生ネタ。
サブタイトル芸が板についてる。
林先生かぶりで得意のダブルミーニングですねってやかましいわ。
そこは置いておいて魔王勇者入り乱れての混戦!まさに望んでた展開!
エスカバ
怒ってて草。
飛ばされる前の「本題は?」も明らかにいつも長話に付き合わされてる感じだし、今回も「飛ばすなら説明しろ」的な怒りが含まれてる絶対。
明らかにグリシャに利用されてない?好感度が上がってしまうんだが。
そしてラルフの世界の魔王だったことが判明。
なんとなくだけど片目がないところ含めてただの敵では終わらなそうな感じもある。
ラルフとエスカバの因縁はウルビダのキャラからしてもしばらく掘り下げられそうな気配もあるし、今回では決着つかないでほしい思いもあるなあ。
クプトゥラ
見た目をエスカバに似せてきてるなーと思ってたら女子か!
あの…この子が魔王やってる世界すごく楽しそうなんですがそれは。
それでもエリシアの表情とか、以前の母絡みの回想からかなりの難敵なんだろう。
紋章消費無しで建物ぶち壊してるあたり戦闘力は確かにありそう。
コルレオとエリシアの協力バトルがついに見られるとするとめっちゃ楽しみ。
…でも「見ーッケ」のコマどうしてもかわいさが先に立つよね。
ケモ耳、弁当
よくぞここまで毎回気になる外見のキャラを出し続けられるなと。
ケモ耳は少し前にちょっと顔出てたし期待どおりの登場なんだけど、もう一人はどういうことだ。
鬼気迫る顔で弁当食べてるときに強制ワープさせられる魔王ってどういうことなんだ。
他のメンバーが貫禄の表情見せてる中こいつだけ弁当がこぼれたことにショック受けてる表情してない?
ケモ耳ちゃんは勇者っぽいんだよな。
グリシャ側につく理由はなんだろう。
そもそもグリシャの目的は育った紋章を回収することなんだから、魔王だろうが勇者だろうが自分の紋章が回収されちゃうリスクもあるわけで。
「約束」って部分が肝なんだろうな。
まとめ
固さが取れたというか、好き放題やってる感じになってて面白さがとどまることを知らない。
バトル描写の中で回想を入れる盛り上げ方がうまいのはラルフVSミネルヴァで実証済みだから、来週以降がめちゃ楽しみ。
アンケしか応援方法は基本的にはないんだけと、微力ながらも楽しんでるってことを発信し続けて魔々勇々が面白いって空気を広げていきたいと思う。
ここまで応援したいと思う漫画は初めてだなあ。
過去話感想
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◆特別編 魔々勇々の魅力
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