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コミュメモを前に兄と妹で相談して決めた小さな話

この記事よりあと、このnote内において
 今まで息子と記載していた第一子長男を「ピゴ
 今まで娘と記載していた第二子長女を「チョコ
と呼ぶことにします。

ピゴ」の由来は、息子がピタゴラスイッチの大ファンだから。
チョコ」の由来は、娘の好物はチョコレートだから。
とまあ、だいぶ安直な名付けです。


さて、先日。
ピゴとチョコに以下の4コマメモを渡しました。

父方の祖父はまあまあ近くに居住

ピゴもチョコもまだ1人で外出することができません。
登下校も親が送迎する必要があります。
ピゴは午前中のみの登校なので、お昼には帰宅しています。
この日は、チョコの下校時刻にピゴの個別療育が重なり、夫が出社日で対応する大人が私しかいない、どうする?!?!という事態が発生することがわかりました。

こういうことは我が家では日常茶飯事。
私が「今日はこうするからね!」と決めてしまってもいいのですが、検討して意思決定するのも、それを説明するのも、そして湧き上がるであろう子どもからの不満を聞くのも、出来るだけしたくないのです。
うんざりです。
疲れてます。
出来るだけ脳のリソースを取っておきたいし、無駄にHPを削り取られることはしたくないわけです。
理解力の違う子どもたちそれぞれにわかる言葉で事態を説明するだけでも、そもそも音声言語で伝わりにくい子どもたちですから、面倒なわけです。

なので、事態の説明と取りうる選択肢をメモに書き、「決まったら教えて」とメモを渡して、あとは2人にどうしたらよいか考えてもらいました。
丸投げです。

4コマメモを前に、額を寄せ合ってピゴとチョコは何やら相談していました。
音声言語の拙い子どもたちですから、相談と言ってもそんな大層なもんでもないでしょう。

どんなことを話していたのか、私は全く知りません。
「①になった」という結論だけ、ピゴが教えてくれました。

親というか主婦は、こういう家族の予定を相互調整するマネジメント業がけっこう多いです。
それに頭を悩ませています。
これはほんの些細なひとつの出来事だけど、子どもたちが自分で考え、相談して、結論を出したことは彼ら自身も納得感があるし、私は無駄に疲れなくていいし、お得です。

わざわざメモを書く、というのはそれだけ見れば確かに面倒に思えるのですが、トータルで見ると実はコスパ・タイパが良いのではと思います。
書いてよかったコミュメモです。



ここまでならまあ良い話なのですが、実は彼らが決めた通りにはなりませんでした。
チョコが、当日朝になって給食前に学校を早退したいと言ったからです。
ピゴと共に午前中で下校したチョコは、予定より早めに放課後デイへ行き、送迎バッティング問題はそもそも発生しない事態となりました。
子どもたちが出した結論が、年下であるチョコを無理させる方向だったのがよくなかったかな、などと思ってしまいます。
かと言って、ピゴに「お兄ちゃんなんだから、あなたが頑張りなさい」と言うことも私はしたくないんです。
それでも、チョコが考え直して早退すると自分で決め、自分が疲れない方策を取れたのだと思えば、結果的には良かったのかな。


これはほんの小さなエピソードですが、こういう小さなトライ&エラーの繰り返しがなんでもない日常の育児なのだと思います。

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