えらぶメモからおはなしメモへ
今回は昨日のこの記事の続き。
昨日は登校できたから、今日はもう通常モードかなと思っていたら甘かった。
今朝も「つらいんです」アピールをするかのように、動物の鳴き声のような唸り声を出している。
今日はえらぶメモを出すのではなく、
「言うか書くかどちらでも良いから、どうしたいかを教えて」と言っておはなしメモを置いた。
それで渡してきたのがこちら。
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昨日は、雨上がりかつ強風で花粉症には辛い日だった。
その中で、学校と発達外来に行けたので頑張ったと思う。
その反動か、今日はまた休みたいと。
確かに今週は辛い。
ここで無理させても良いことはひとつもない。
そんなことは低学年の頃にさんざん失敗してきて嫌というほど知っている。
ということで申し出を受け入れ、今日も彼は家でのんびり過ごしている。
それはそうと、「何をどうしたいか」を今回はこちらが選択肢を提示せずに全部書いてもらった。
「自分の気持ちを伝えられるようになってほしい」
「発信を大事にしたい」
と今まであらゆる面談でずっと言い続けてきたのに、その方法まで考えられてなかったな…
離れてる相手ならデジタルツールが強力だが、その場にいる相手なら、アナログなメモ帳の方が意外と手軽だ。
視覚支援はせいぜいスケジュールや見通しのための手順やラベルまでで、AAC、つまりはコミュニケーションの領域で使うことまで考えられてなかった。
喋れるからと、ついその場で楽な音声言語に頼ってしまう。
でも、息子にとって音声言語は母語ではなく、見えるものの方がずっとわかりやすいのだということを忘れてはならない。
息子が音声言語を使うのは、私が外国語を喋るようなものなのだから。