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Photo by
noriaki_wada
自己選択が当たり前にある日常〜ある日の連絡帳より
この支援者は、わかってくれている。
ある日の連絡帳を見てそう思うことができた。
その小さな「よし!」という感覚を忘れないためにここに書いておく。
以下は、ピゴが通所している放課後等デイサービスの連絡帳だ。
自由活動の時間に、久しぶりにプラバン制作を選び、取り組みました。
「〇〇のキャラクターが良い」と筆談で教えてくれたので、
PCからお気に入りの画像を自分で選び、
丁寧に書き進めていました。
白いマジックで塗っている際「モコモコの泡みたい」と嬉しそうに作業を進めていました。
完成後、糸を用意して通すところまで1人で行いました。
太字は私が強調したかったところ。
そう。
ただ「工作をする」というその活動の中にも、ひとつひとつピゴ自身が選択し、それを職員さんたちが尊重し、ピゴは活動を行っている。
「今日はコレをやります」と用意された物をなぞるのではない。
「筆談で」とあるが、放課後デイにコミュメモを一式寄付しているので、使ってくれているらしい。
それも言うことを聞かせるためではなく、自分で自分の活動を選ぶために使ってくれているのがとても嬉しい。
この日に作ったプラバンを、ピゴはとても嬉しそうに、そして誇らしげに掲げて帰ってきた。
きっとこういう「自分で選んだ」体験を積み上げることこそ、自己肯定感を育み、自分が主人公の人生を歩んでいくということなのだろう。