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Empowerment:自分で自分を元気にできたら、無敵。

世界で今起こっている戦争には、本当に心が痛む。

2021年から始まったロシアのウクライナ侵攻がこんなに長引くとは。悲惨なニュースだけでなく、戦争中、人々がどんな生活をしているかが垣間見れる。先日見たのは、瓦礫の多いキエフの街で、若者たちがブレイクダンスの練習をしている姿。ダンスをしていると元気になり、パワーが出ると言っていた。

このニュースを見て気づいたのは、私たちは、試練に対応するとき、主に二通りの対応ができること:Protection/防御体制をとる。Empowerment/自分を強化する。

戦争のように、直接肉体的に被害が出るような場合、Protection/防御体制が最も優先されるべきで、防弾チョッキやヘルメットをつけ、防空壕へ逃げ込み、安全な国へ避難せざるをえない。肉体的被害に対抗するEmpowerment/強化としては、武器を調達し、それを用いて抵抗し、戦うことを同時進行せざるをえない。

前述のブレイクダンスをする若者は、自己防衛するのでも戦うのでもなく、自分自身を内面から鼓舞する活動をして、Empowerment/自分を強化していること。これは、長期戦を生き抜く上で、最も重要な鍵のように思う。

普通の日常を送っている、私たちはどうだろう?
それなりに、試練に直面していないだろうか?

戦争じゃなくても、試練は起こる。どんな対応を取っているか?
Protection/防御体制とEmpowerment/自分の強化することのバランスを取れているか?

試練において、自分のboundaries/境界線は明確か?どこまでが許可できる範囲で、どこからが侵入と感じる範囲なのか?急に起こったことならば、反射的に反応するのではなく、boundaries/境界線を明確にして、一旦は、自分をprotect/守ってほしい。どんなProtection/防御体制を使えば、自分の安全域を作ることができるか?

その上で、次のステップを考えたい。自分の「パワーの源/my source of power」を知っているか?私はどんなことをしているとき、元気が出て、強くなれるの(empower)?最近、その活動をできているか?

自分の内面を強化するとき、人間は信じられないような困難を乗り越えられることを、歴史上の人物は証明している。例えば、「夜と霧」の著者ヴィクトール・フランクル。アウシュビッツに収容され極限状態にいても、自分に課せられている人生の意味を考え始めたことで、困難を乗り越えた。

自分のパワーが湧き出ると、外的要員への受け止め方が変わる。外的パワーの被害者でいるのではなく、能動的に試練にどう立ち向かうか?という思考と行動ができるようになる。

自分の「パワーの源/my source of power」を知っている?
日々、自分を元気づけている?

それをマスターした人は、どんな状況下でも自分を自分でempower/元気できる。invincible/無敵。

Image by me. A Swedish cake called Semla, one of my sources of power!

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