コミュニケーション⑦メタモデル
普段の会話で使う言葉って
正確な情報が入ってないことが多いんです。
省略されてたり、話が盛られていたり。
メタモデルとは
言葉の内容から正確な情報を回復する質問方法です。
注意点として質問の前にラポールをとる(信頼を得る)ことを必ず行うこと。
簡単にラポールをとる方法として3つのyesをとることです。
メタモデル質問法は大きく分けて3つ。
①一般化
②削除
③歪曲
これらについて詳しく説明していきます。
①一般化
主に話を盛ること。
・全称限定詞
(相手の家族は全員が反対している)
➡︎重ねて質問する
・可能性の叙法助動詞
(営業なんてできません)
➡︎何があなたを止めていますか?
※信念や価値観を探る
➡︎できたとしたらどんな感じですか?
※コーチングに近い
・必要性の叙法助動詞
(正直に生きなければならない)
➡︎やらなかったらどうなる?
➡︎本当に必要?
※どうしてそうしないとダメなの?
➡︎もしあなたがやったとしたらどんな感じ?
※コーチングに近い
・前提
(どうしていつも仕事ができないの?)
➡︎もっとできるでしょ?という前提がある
②削除
指示する言葉や表現が少ないこと。
・単純削除
(なんかイライラする)
➡︎具体的にする。体験を明確にする。
・比較対象の削除
(もっと、楽しめたらいいのに…)
➡︎何と比べて?
・指示詞の欠如
(これはとても愉快だ)
➡︎『これ』とはどういうことか具体的に教えてください
・不特定動詞
(引き続き楽しもう)
➡︎どのように?具体的に教えてください!
・名詞化
(成功が私の夢です)
➡︎どのように成功することを望んでいるのですか?
成功の定義は人によって違う
③歪曲
◯◯とはこういうことだ、という決めつけのこと。
・因果関係
(AがおきるとBがおきる)
➡︎一体どうしてそれがわかるのですか?
・等価の複合概念
(BはAの証拠となる)
➡︎どんな証拠がありますか?
➡︎Bでなかったことは一度もないのですか?
・読心術
(彼女にはもう他の恋人ができたよ)
➡︎一体どうしてそれがわかるのですか?
・価値判断者の削除
(私はダメな人間です)
➡︎何を基準にしているのですか?
➡︎誰が言っているのですか?
普段の会話では問題ないかもしれません。
ただ深い話をするときは正確に相手の話を捉える必要があります。
質問しながら気づきを与えて明確にしてあげてください。