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Vol.21 Manchester②

Science and Industry Museum

産業革命の起点となったマンチェスター。
その歴史が垣間見れると、ぜひ訪れたかっ場所。
世界初の旅客路線として開通したリバプール―マンチェスター間の鉄道。
この科学・産業博物館は、そのマンチェスター駅の跡地に建っています。
その住所も「Liverpool street」

英国では1800年代に自動織機が発明され、
そこから繊維産業が急速に拡大していき、
工場での大規模生産の形が資本主義の拡大に影響を与えました。
現在、博物館は大規模のリノベーション中で、
Locomotion関係は見ることが出来なかったのが残念です。
完全開館は2030年とのこと。
ちなみに、入場料は無料です。

自動織機の発展の様子が分かるように展示されている

The National Football Museum

さすがサッカーの国。
国立サッカー博物館があるというので、
行かないといかんでしょ!
なかなか充実した内容。
イングランドサッカー史、ワールドカップの歴史、PK体験コーナー等。
1966年、地元イングランド大会で優勝したその日が
「Glorious Day」として語られていました。
また、興味深かったのが、
「Women‘s Football」
イギリスの女子サッカーの歴史や現在が、
4フロアのうちの1フロア全部で展開。
日本はこれからという感じだと思いますが、
英国では女子サッカーはメジャーなようです。
それにしても、館内は老若男女で混雑していました。
大人£12の入場料は惜しくない。

女子サッカーの特集フロアの入り口のボード

ふりかえって…

これからウィンチェスターに帰ります。
電車待ちのマンチェスター・ピカデリー駅のスタバでnote書いています。
グラスゴー、リバプール、マンチェスター。
いずれのまちも近代産業の発祥という地に相応しい
雰囲気と歴史を持っていました。
世界の産業の礎ともなった英国を感じることができ、
収穫大です。
Brexit、インフレ、燃料費高騰、首相交代など、
現在、英国は経済的にも政治的にも混乱しているのかもしれません。
また、SDGsのようなことを考えないといけなくなった、
行き過ぎた資本主義、産業化、民主化。
先日、ロンドン大学の先生が講演でおっしゃっていた、
「わが国は産業革命を起こした。だから気候変動にt取り組む責任がある」
そんな言葉を思い出しました。

COP27も始まります。
私たちは新しい社会をどう作っていけばよいのか。
解答を出すのが難しい問いに、
私たちは向き合わないといけないですね。
そんなことを感じた旅でした。

マンチェスター大聖堂内部。1787年には奴隷貿易廃止の集会が開かれた

※メイン写真は、国立フットボールミュージアムのエントランス

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