「ブランド」とはコンプレックスに向き合うことなのかもしれない
“「ブランド化する」ということは、企業にとってきわめて重要なことです。その企業の使命や価値を多くの人に知ってもらうことで、働き手は「見られている」ことを常に意識し、自分たちを高める努力を怠らず、「自分たちらしさ」をさらに追求していくようになります。こうなるとブランド価値はさらに高まる。まさに好循環を創りだすのです。これは個人も同じです。”
「ブランド」とは何か、「ブランディング(ブランド化する)」とは何か、を考えるようになって久しい。先日カメラマンの岡元くんがインタビューをしてくれて、その中で「ブランディング」というものに興味を持ったきっかけを話す機会があった。今まで忘れていたけれど、自分が「ブランド」という言葉を考えるようになったのは著書『ブランド 元スターバックスCEOが教える「自分ブランド」を築く48の心得』岩田松雄 を読んでからだった。
上で引用したのは、同著の冒頭に書かれている文章で、多分この辺を本屋で立ち読みして当時の自分には響いたんだと思うけど、ご飯を食べるのを忘れて一瞬で読み切った記憶だけはある。新潟にいた。
久しぶりに本棚から取り出してみたんだけど、記憶はこういう時に蘇ってくるもので、自分が「ブランド」や「ブランディング」を考えるきっかけになった同著を読んだ時、どうしてそんなに響いたのか、を思い出した。なぜ自分はこの領域について考えるべきだと思ったのか。
それは、子供時代のあるコンプレックスに原点があると思う。
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