『博報堂デザインのブランディング』永井一史|ちょっと古めの方法論を学ぶ
ブランディングの方法論は世の中に溢れているはずで、この「方法論が溢れている」という敵の出現はもちろんブランディングに限った話ではありません。
自然科学であれば、新しい理論が証明された瞬間に「過去の理論」は実質的にはほとんど意味をなさなくなるわけですが、人文学はそうではないと思います。新しく提唱された理論が必ずしも「全て」を網羅しているわけではなく、過去のプロセスを探ることや過去に提唱された理論を学び直すことには一定の意味があります。と、そのようなことを東浩紀氏は著書『訂正す