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何者かになりたい僕と、何もない僕
結局、無い物ねだりだと
言われて仕舞えばそれまで。
だけど、ないものは
羨ましくなる。
小学生の頃、足が速い子が
モテるように
中学の頃、
身長が高い子が
かっこいいように
高校の頃、
人と違うことが
人気者になるように
何か欲しかった。
人と違うことに寛容になった
今の時代、個性を持った人たちが
どんどん成功していく。
自分らしさを人々が追求していく
この時代に自分らしさの強要をされていく。
自分らしく
自分らしさ
あなたらしさ
らしいよね
らしさってなんだ
自分ってなんだ
どんどん迷宮に入り込んでいく
誰かが言っていた。
何者かにはなれないけど
自分自身にはなれるって。
人と比べすぎるのは良くないけど、
人より秀でないと生きてはいけないのも
また事実。
自分には何ができて、
何ができないのか。
何が得意で、何を嫌うのか
自分の個性ってなんだ。
何者かではないと人から
見向きもされないこの時代に
僕は何になれるのか
人のコピーアンドペースト
の繰り返しで何が作り出せるのか
あ、たった1つだけ
あった。
無個性という個性。
何もないなら、目の前にあるものから。
自分が大切にしたいと思える瞬間
人々、もの、時間、空気、音色
それらをかき集めれば何かにはなるはず。
自分には何もない。
人より秀でるものはない。
人に誇れるものもない。
人と違う個性がない。
至って統計に埋もれるだけの
どこにでもいるような
所謂、量産型
コピー品
なら、無個性を個性として
大切をかき集めて
すごい人や、優秀な人にはなれないけど
何者にもなれないけど
無個性にはなってる。
ここからが、僕のアメリカンドリームプラン。
無個性が無個性の個性になれるように。