SNS黎明期に流行りやすい製品とは
こんにちは。
福岡で行われているwhy!? direct2023に来ているかずまです。
スポンサーとしてお金を出してカンファレンスを支援している企業さんは、その対価として10分や20分間自社製品・サービスをアピールするスピーチをすることができます。(イベント運営・企画では結構あるある)
今回のwhy!? direct 2023のスポンサースピーチの中では、"UGC"という用語が目立ちました。
"UGC"とは、簡単に言ってしまえばユーザー自身が作る口コミのことです。
(ここでは用語の詳しい説明は本題と少し外れるので、こちらで詳しくみてみてください。)
さて、前置きはこの程度にしておいて、UGCが重視されるSNS黎明期にどんな製品・サービス作りが考えられるかという点について話していきたいと思います。
#ここからが本題
ここからは、"流行る製品を設計する”という視点からお話をします。
そのため、プロダクトアウトではなく、マーケットインという視点となります。
公式セッションに登壇されていたレストラン"sio"のシェフである鳥羽周作さんのお話を聞いていると、"余白を残す”や”プラットフォームとしてのカルパッチョ”という、耳にとまる用語がたくさん出てきました。
簡単にまとめると、「余白となる部分(応用可能な点)の重要性」です。
"プラットフォームとしてのカルパッチョ"という少しトリッキーなワードも、カルパッチョという一般では"料理”として認識されているものをアレンジする場である、という意味が込められています。
#応用ハック系のコンテンツもSNS上で流行っています
つまり、「余白を残す」ことで消費者・顧客に発信してもらうことができる。
たしかにUGCの特徴を見てみると、顧客は製品の"機能性"ではなく"自身の体験(カスタマージャーニー)"を投稿します。
その投稿は、どこかで尖っている必要があります。みんなと同じレビューはその製品・サービスに信頼を付与する一方で、SNS上ではあまり価値がありません。人とは違う投稿をすることで"バズる"ことができたり、たくさんの”いいね”をもらえるのではないかと考えました。
さらに企業側の視点から見ると、余白を残すことでユーザーそれぞれに独自の発信をしてもらう仕組みづくりは、SNS黎明期にとても有効な戦略なのではないかと考えました。
もちろん完璧で手を加えなくても良いものは、素晴らしい。でも今の時代、消費者はそれを応用して、"自分”を表現することに興味があるのではないでしょうか。
製品開発、新規事業を考える際の新しい気づきとなったらと思います。
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