N高の先生と話して思ったこと。
こんにちは!
この度、ありがたいご縁がありまして、なんとあのN校の先生とお話しさせていただく機会をいただけました!!👏👏
(本当にこういう繋がりがありがたいです😭)
さて、まずはN校について少々、、
学校法人角川ドワンゴ学園
N高等学校について
2016年に開校した単位制・通信制の学校です。
完全通信制(オンライン)なのかと思いきや、通学することも可能です。
そして何より「高校卒業資格」を取ることができます!!
学校での活動は大きく分けて2つ。
「必修授業」と「課外授業」
になります。
「必修授業」はみなさんイメージつきやすいかと思います。
いわゆる普通教科ですね。完全オンラインで自分のペースで学べるシステムを採用しています。
(僕の勝手なイメージはオンライン公文、違ったらすみません💦)
「課外活動」が面白いんです!
PBL授業を取り入れたり、面白い大人を呼んで講座を開いたり、21世紀型スキルを身につける研修をしたり!
僕が入学して受けたいくらい面白そうなコンテンツがてんこ盛りです。
上記のような授業を全国で現在は2万人に届けているそうです!
2万人ってえげつないですね笑
(一般的に3学年1500人超えたらマンモス校なんだとか)
今回はそんな、「僕が中学生だったら入りたい高校ランキングTOP3」に絶対入る学校の先生方とお話しさせていただき、
そこから気づいたこと、思ったことを書いていきたいと思います。
スタンダードにしていきたい
まずは、N高はじめとするドワンゴ学園さんがどこへ向かっているのか、何を目指しているのかをお聞きしたところ、
「常に最先端の教育を届けていきたい」と共に
「N高がスタンダードになってほしい」という思いを強く感じられました。
今はまだ、自宅から通える私立・公立で自分のレベルに合った学校を選ぶのが主流かと思います。
N高を選ぶとなると少し勇気が必要だったり、N高に行ったんだ!と驚かれるかもしれません。
でも、N高としては
「新しいように思えるかもしれないが、将来的にはスタンダードになっていく」と考えているそうで、
子供たちが、
「どうする?とりあえずN高でもいいんじゃない?」
と気軽に選択できるようになってほしいと仰っていました。
僕は、少し前から
一部の生徒にとっては「学校に通うということは想像以上にストレス」なのではないかと考えるようになっていて、
そこまでして学校に通う必要はあるのか?と疑問に思っている節がありました。
もちろん、通学することが好きな人はこれからも楽しく学校に通えることが大事です。そこで社会性や協調力を身につけることができることは確かです。
ですが、通学という選択と同じ心理的敷居の高さに「オンライン通学」という選択肢があってもいいのではないかと考えています。
なので、N高のこのスタンスにはとても共感しました。
そして実際に、現在も生徒数が増え続けているところを見ると
社会のニーズとしてもこのスタイルが求められるいるように感じます。
N高が「特別な選択肢」ではなく、「全員が持つ一つの選択肢」になる日が待ち遠しいですね!!
新しい教育(授業)の形
次にお聞きしたのが、授業についてでした。
N高は「個別最適化された教科授業」と「体験学習」が同時に提供されている環境です。
これは既存の大学受験や統一テストにも対応しつつ、新しい授業スタイルにも触れることができるいいとこ取りの形だと思っています。
その中でも特に、「課外活動」の充実度がすんごいんです。笑
生徒が自分の興味関心を広げられるように、幅広い分野の講座が設けられており、さらに実際に体験できる研修も取り扱っています。
従来の教科から外れた、いわゆる非認知能力を伸ばすためのワークショップもあり、教科学習に苦手意識のある生徒でも自分の能力開発ができるようになっています。
さらにさらに、これらのワークショップはまだまだ増え続けているそうです。時代や社会のニーズに応えられるように常にアップデートが必要なのでしょう。
これだけ幅広いコンテンツに触れられることは、主体性を育む上でとてもいい環境なのではないかと考えています。
自分の興味関心がどこにあるかわからない状況で、さまざまな知識・経験に触れることができ、さらに自分が見つけた興味関心をプロジェクトベースで深めることができるのです。
自分の興味を選べる環境は、とても素敵な環境だと思いました。
オンラインだからできること、難しいこと
オンラインの通信制というスタイルは、コロナ禍の今でこそイメージがつきますが、10年前には想像もつかない方も多かったのではないでしょうか。(僕自身、通学と比べたらあり得ないと思ってました。笑)
ですが、テレワークが普及し、大学ではオンライン授業が当たり前になり、風向きは一気に変わりました。
今では「オンラインって意外とあり?」と考える方も多い気がします。
そして今では、ポストコロナの時代が近づくにつれて、
もう一度私たちは選択を迫られる時が来ました。
「対面に戻す?オンラインも残す?」という選択です。
ここで改めて、考えなければいけないのは
オンラインと対面のメリットとデメリットです。
さらに少し先を見ればVRという選択肢も入ってきます。
どの活動にはどの方法が1番適しているのか、
そもそもその活動では何を達成したかったのか、
それを改めて考える必要があるのかもしれません。
追記
そんなことを考えていると、知り合いの1人の先生と話していた時のことを思い出しました。
曰く、勤務先の学校で「文化祭をやるかどうか先生方で悩んでいる」んだとか、、
コロナ禍でできなかった文化祭、
状況が落ち着いてきた今だからこそ、やるかやらないかを判断しなくてはいけなくなったんだそうです。
では、何を持って開催とするのか、
何を持って中止とするのか、
そもそも文化祭の価値とは?
何を学ばせたくて実施するのか?
それはどの程度重要なことなのか?
生徒はそこに価値があると感じているのか?
学校の当たり前が再度問われる時期が来たのかもしれません。
僕は、このタイミングで当たり前を問い直し、
何を目指しているのか、何が必要なのか、何をすべきなのかを再度考える必要があるのではないかと考えています。