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部下が部下を指導する際に気をつけること
チームを管理する立場だと、
自分の部下にさらに下の部下(後輩)の指導を依頼することは多いです。
特に新入職員に対しては、プリセプターとしての役割を部下に依頼しています。
最近頭を抱える悩みが、部下が部下を指導する際に自分の立ち位置です。
依頼・委託しているので、あまり口うるさく言いたくないし、でも今のままでは中々成果が出にくそうな雰囲気もあるし、どのように関わるべきか非常に難しさを感じています。
そこで、今回は「部下が部下を指導する際にどうしていったらよいか」を考えてみました。
自分が部下だったらどんなふうに上長に関わって欲しいか
まずが、自分がプリセプターであったら、どんなふうに上司に関わってほしいかについて考えてみました。
新入職員が到達すべき目標が明確に提示してくれる
一緒になって考えてくれる
責任を果たしてくれる
新入職員の1年後、半年後、3ヶ月後、1ヶ月後に会ってほしい姿などを明確にし、提示してくれると、それに向かって迷わず進めるため、そのような明確な目標を提示してくれると、プリセプターとしてはやりやすさを感じると思います。
また、その目標に対しての手段なども一緒になって考えてくれる、もしくは考えた手段に対してアドバイスをもらえるとありがたいです。
なにか起こった時に責任をプリセプターになすりつけるのではなく、管理者として上司が責任を負ってくれる、そのような姿勢を見せてくれると、安心しプリセプターとしての役割を全うできるように思います。
もちろん、委託されている業務のため、責任の所在については、プリセプター自身にあるとは思います。
ただ、気持ちの上では、一緒に戦ってくれるという安心感が生まれるのも事実です。
見る人が見たら甘えた考え方、間違った考え方かもしれませんが、今の自分の考え方としては上記のように考えました。
自分が部下だったらどんなふうに上長に関わって欲しくないか
今度は逆に、どのように関わられると辛いかについても考えてみます。
高頻度で口出しをしてくる
今の状況を聞かずに指摘される
言っていたことがコロコロ変わる
毎日のようにどうなっているのかを確認するやあれこれ口出しされるのは、辛いというかめんどくさいと感じてしまうかもしれません。
また、今が指導のどんな時期なのかも確認せずに「ああしたほうがよい、こうしたほうがよい」と言われるのもかなり気分が萎えてしまいます。
そのほか、言っていたことが都度変わると何を目指して良いのかもわからなくなってしまうので、一貫性は持ってほしいと思います。
具体的にどうしたら良いか
では、具体的な行動に落とし込むとどうしていったらよいのでしょうか。
スタート時点で目標を明確にする(不明確な部分を残さない)
手段は考えてもらい適宜アドバイスをする
目標に向かっている時には口出ししない
目標からそれた際には声かけし適宜修正する
目標についての明言は大切かと思います。
しかも、できる限り不明確・抽象的な表現は避けたいと思います。
「1年後には業務に慣れて、色々な人に相談しながら仕事ができるように」
ではなく、
「1年後には書類は一人で完成させられる、期限内に提出できない場合には上司に報告し指示を仰げるようなる」
といったような明確性をもって目標を提示できるようにしていきたいです。
また、その目標に対しプリセプターに手段を考えてもらい、行動に移してもらう、途中でプリセプターが困ったらアドバイスをする、順調に進んでいたら口出ししないというようにしていくべきかと思います。
プリセプターや新入職員それぞれに性格や相性、困った際のセンサーの感度などは違います。
ただ、目標さえ明確に決まっていれば、その個別性への対応も標準的になりやすいと思います。
あの人にはたくさんアドバイスをして、私にはされない
と言ったことにもなりにくいかとおもます。
そのため、目標はしっかりと決めていきたいと思います。
何に対しても目標は大切ですね。
本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。