京都の野外彫刻 フィールドワーク71
『麦藁帽子と少女』
1993年 宮瀬 富之
設置場所 : 府立植物園内(北山門から入って右側)
北山門から植物園に入るとすぐに噴水に向かう通路の両側に二つの像がある。この像は西側のワールドガーデン通路沿いにある。植物園内には裸婦の立像が多いがこの像は着衣で椅子に座っている少女の像だ。Tシャツ半袖に夏のパンツスーツのような軽いいで立ちだ。夏の暑さに負けない元気なお嬢さんといった感じ。伸びた両腕の先に麦藁帽子,盛り上がった肩から手先へのV字とつま先立った両脚のV字,麦藁帽子の〇の形が面白い。また,脚に挟まれた麦藁帽子と少女のヘアーバンドの金色が印象的だ。