飲むだけで血圧が下がるグリーンコーヒーとは【クロロゲン酸】
グリーンコーヒーを飲むと血圧が下がる、そんな研究があったので紹介します。
グリーンコーヒーってなに?
グリーンコーヒーとは、焙煎する前のコーヒー豆を使ったコーヒーです。
焙煎とは、水や油を使わずに加熱乾燥することです。
私たちが知っているコーヒー豆は、茶色や黒色をしています。これは、焙煎された後のコーヒー豆だからです。
焙煎される前のコーヒー豆の画像がこちらです。
緑色をしています。
この焙煎される前のコーヒー豆を使って作られるのがグリーンコーヒーなのです。
なぜグリーンコーヒーが良いの?
どうして普通のコーヒーではなく、
グリーンコーヒーが良いの?
グリーンコーヒーにはクロロゲン酸が豊富に含まれているからです。
クロロゲン酸は、コーヒーに多く含まれているポリフェノールです。普通のコーヒーにも含まれています。
しかし、クロロゲン酸は熱に弱いのです。
焙煎はコーヒー豆を加熱乾燥させます。その時の熱でクロロゲン酸の量が減ってしまうのです。
なぜグリーンコーヒーが良いのか。
それは、焙煎をしないためクロロゲン酸が壊れにくいからです。
グリーンコーヒーはどれくらい血圧を下げるの?
グリーンコーヒーはどれくらい血圧を下げるの?
グリーンコーヒーの効果は、オックスフォード大学の研究から紹介します。
2014年に行われたオックスフォード大学のメタ分析です。(1)
例えば、本を読むことで学力が上がるのかを調査するとします。
「学力は上がる」という結論の研究もあれば、「学力は上がらない」という結論の研究もあるわけです。
「学力が上がる」という研究であっても、学力が上がる程度は違います。
「学力は上がるのか」「どれくらい上がるのか」さまざまな結果の研究をまとめて、最終的な結論を出すのがメタ分析です。
そのため、科学的に最も信頼のおける研究だとされています。
この研究では、7つの研究から364人を対象に分析を行いました。
血圧を4.3ポイント下げるのどうなる?
他の方法と組み合わせて収縮期血圧10ポイント下げることができれば、多くの病気のリスクを減らせることができます。(2)
ほかの方法とは
このnoteでは血圧を下げる方法をいくつも紹介しています。
クロロゲン酸以外のファイトケミカルであれば、ケルセチンも血圧を下げる効果があります。ケルセチンについて解説した記事はこちらをクリック!
最も血圧を下げる効果がある栄養素は、カリウムです。カリウムについて解説した記事はこちらをクリック!
血圧を下げる食事療法が科学的に開発されています。DASHダイエットについて解説した記事はこちらをクリック!
オススメのグリーンコーヒー
どんなグリーンコーヒーがオススメなの?
パウダータイプがオススメです。
実は、グリーンコーヒーの豆はかなり硬いです。
そのため、コーヒーミルで豆を挽くことができません。
パウダータイプは、気軽にグリーンコーヒーを楽しむことができるのでオススメです。
こちらのリンクがパウダータイプのグリーンコーヒーになります。
参考にしてみてください。
そういう方にはサプリメントがあります。
こちらもリンクを貼っておくので参考にしてみてください。
まとめ
以上、血圧を下げるグリーンコーヒーについてでした。
それでは、また次回の記事もよろしくお願いします。
参考文献
(1)Onakpoya IJ, Spencer EA, Thompson MJ, Heneghan CJ. The effect of chlorogenic acid on blood pressure: a systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials. J Hum Hypertens. 2015 Feb;29(2):77-81. doi: 10.1038/jhh.2014.46. Epub 2014 Jun 19. PMID: 24943289.
https://www.nature.com/articles/jhh201446
(2)Ettehad D, Emdin CA, Kiran A, Anderson SG, Callender T, Emberson J, Chalmers J, Rodgers A, Rahimi K. Blood pressure lowering for prevention of cardiovascular disease and death: a systematic review and meta-analysis. Lancet. 2016 Mar 5;387(10022):957-967. doi: 10.1016/S0140-6736(15)01225-8. Epub 2015 Dec 24. PMID: 26724178.
https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(15)01225-8/fulltext