おっさんのテレワークメシ #1アヒージョ
コロナ禍の下、やむなく自宅に籠もれども、嫁にはウザがられ、子供には絡まれ、家事で特にアサインされる作業もなく、家庭内窓際族の危機に瀕しているおっさんの皆様、いかがお過ごしでしょうか?
そんなあなた。これを機に料理をしてみませんか?
奥様の家事を軽減するだけでなく、子供から尊敬の眼差しを得る最高のチャンスです。コロナ籠もりでレトルトばかり買いだめする人が多いですが、そんなことでは健康を害するだけではなく、プラスチック廃棄物は増えるし、社会のためにはなりませぬ。何より先は長い。食い飽きます。
というわけで、自炊歴30年のおっさんである私が、テレワークの合間に作れて、テレワークしながら食える料理の、素敵なレシピをお届けしましょう。
#1 アヒージョ
アヒージョ。イケてるスペイン居酒屋、若者の言うバル(バールとかいう面倒なやつもいる)で定番のアレ。要は、
「ニンニクと何かのオリーブオイル煮込み」
うんちく:
スペインで小皿料理のことをタパスと言いますが、アヒージョは「小さな器に入ったニンニク」的な意味があります。ニンニクはAjo(アホ)。で「〜ジョ」というと、「〜ちゃん」という意味合いがあります。で、アヒージョ(Ajillo)は「ニンニクちゃん」みたいな意味。つまり、ニンニクとオリーブオイル以外の具材はなんでもよい。海鮮が多いけど、牛肉とかもあります。うまいです。
今回は、タコとマッシュルームでやってみますが、エビでも牡蠣でも、牛肉でも鳥モツでも、野菜でもいいです。ちょっと煮込むので歯ごたえのあるものがよいかと。ではレシピ
レシピ:
・オリーブオイル 適量
・にんにく 2片くらい
・白ワイン 適量(シェリーがあれば尚可)
・タコ ぶつ切り適量
・マッシュルーム 適量
・セロリ 適量
・タイム 適量
・アンチョビ お好みで
・塩 適量
・鷹の爪 お好みで
まず、材料となるタコとマッシュルーム、セロリを器にいれて、軽く塩を振って10分程度置いときます。下味じゃなくて、水気を少し抜くため。特にタコやエビは水っぽいので身を締めて旨味を凝縮するために。
次にニンニクとアンチョビ刻みます。
ニンニクはスライスしなくてもいい(潰して単体でいれてもいい)けどお好みで。アンチョビは刻みます。旨味と塩気を入れるためです。嫌いなら入れなくていいです。
で、そのアンチョビとニンニクをオリーブオイルで弱火で炒めます。アンチョビがカリッとし始めるのが目安。
具材を投入します。2、3分中火くらいで炒めます。
ワイン投入。煮立たせてアルコール飛ばします。このとき、強火で煮立たせすぎると爆発することがある(昔食らったことがある)ので、適度にかき混ぜながら中火で。
30秒くらい煮立たせたら、弱火にしましょう。
火を止めて、器に盛りましょう。飾りでイタリアンパセリを載せてみましたが、刻みネギとかでも、なくてもOK。ハーブ系が入ると一気にそれっぽくなります。
今回、鷹の爪は入れてません(なかった)が、お好みでどうぞ。うまいです。アヒージョはフォーク一本で食べられるし、パンを付けてもうまいので、パソコン仕事しながらで食べられます。もちろん酒のアテにも最高。
材料さえ揃ってれば、10分で出来ます。おためしあれ。
健康で文化的な最低限度のおっさんが一人でも増えますように。