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写真を失敗しない単焦点レンズ


こんにちは、KAZU です。

カメラ初心者の知り合いに、質問されたのが…

「写真を失敗しにくい単焦点レンズ…って、ありますか?」

なんですよね。


う〜ん…
撒き餌レンズなんて、安易な考え方は…
ちょっと、無責任すぎるしな〜

ってか!

そんな魔法のレンズが、あるなら僕が欲しい!

なんて、思ったのですが…

真面目に、考えてみました。


写真にとっての、最大の “失敗” って…

なんだろう…?

ちょっと、考えてみました。


やっぱり写真で、一番大きな失敗は…

「写せない事」なんですよね。

一般的に、初心者のうちは、家族や友達、恋人など身近な人を画角に入れて撮影する人が多いと思います。

構図を考え出すと、人よりも、写真が美しくなるモノなら、なんでも撮りたくなってくるのですが…


最初の一歩は、人を入れた写真がメインですね。

「ちょっと、そこに立って…」

なんて…

観光地で、〇〇に来た記念!を記録している光景をよく見ます。

身近な大切な人との思い出を記録なので…

出来るなら失敗は、したくないと、誰もが思う筈です。


なので…

今回は、“ 身近な距離感 ” での撮影を考えた方が、良いように思います。

そこを大事にしないと…
「写真を失敗しにくい単焦点レンズ… 」から…ズレてしまいそうですね。

画角…

つまり「撮影できる範囲」と「距離感」が、大事になってくる…。

ものすごく簡単に言うと…
「写真に写る範囲に、ある程度の大きさで、入れる!」

もちろん、身近な距離感でね。

それが、出来ないのが失敗!と、考えると…


28mm  の画角になるかな〜。


僕の考えですが、距離感からの使い方だと…
程良い広角レンズの「28mm の単焦点レンズ」が、良いと思います。






なぜ、28mm の画角なのか?


理由は、超簡単!

撮りたいモノを写真の中に入れやすい。

ほどよい広角レンズなので、歪みも激しく出ないので撮影がしやすい。


そして、この 28mm が、ギリギリ被写体を見せたい思いが伝わる境界線のように、僕は思うのです。

これ以上広角レンズだと…撮影の距離感的に、写さなくていい物まで…写真に入り込みやすく感じた僕の経験から、28mmくらいなら、良いように感じました。


歪みも、28mmから先の広角レンズは、加速度的に出るように感じます。

28mmは、広角レンズ側なので、写る範囲が広いので、パッと、カメラを向けて撮れば…

「だいたい写る範囲に入る」

写る範囲はまだ広いので、撮り逃しが少なくなります。


28mmは、失敗をしない単焦点レンズ…
そんな風に書いていますが…

“そうゆう意味で、写真に被写体が入らない失敗を減らせます。”




フルサイズ換算って知ってますか?

ご自分のカメラのセンサーサイズをご存知ですか?

こう見ると… Zマウントって大きいな…
光が入りやすいのがわかるね。

センサーが、APS-Cだと、18mm 〜20mm

センサーが、マイクロフォーサーズは、14mm 

このレンズが…

フルサイズ換算(35mm換算)すると…
“だいたい 28mm ” の画角になります。

ただ、APS-Cセンサーでは…
フルサイズ換算で、28mmになる単焦点レンズは、少ないように感じるので、現実的に買うのは、換算の画角で、30mm〜35mmの画角を選択すると思います。


フルサイズ換算で、28mm〜35mmまでの広角レンズだと、広くなりすぎないので、被写体との身近な距離感で撮影がしやすいです。

フルサイズ換算って、難しいですよね。


街を歩きながら気楽に撮る

観光地の街歩きをしながら、友達を撮るのにも良さそうですね。

程良い広角レンズなので、被写体と周囲の雰囲気を撮れるし、少し近づけて撮れば、被写体を見せれるので、身近な記録をハンドリングよくできそうですよね。

旅先で、食べ歩きなんかしながらでも、手に持った食べ物に、カメラを近づけて撮れるのも28mmの魅力で、気軽な画角と、言えそうですね。



28mm は、初めてのスナップにもいい?


速写性を考えると、画角は、広いので良いと思います。

これは、トリミングをベースに撮影する事も視野に入れつつの速写性の話です。

広く撮ってしまえば、構図はトリミングで後加工できます。


それとは別に、ちょっと難しい言い方をすると…

写真の特徴として、“ 関連性 ”を写真に記録出来る利点もあります。

これは、広角レンズの情報量を多く(広い範囲)切り取れる個性です…


その情報量のコントロールで写真の見せ方を…

見せ方の話は、またいつか…。


広角レンズで撮影する事で見える “ 関連性 ”。

これは、あまり誰も言わないのですが…

例えば…

信号待ちから、歩き出す瞬間を撮影したとして…

「歩き出す人々、止まった車、止まった車の間をすり抜けて横断歩道の手前ギリギリまで出てくるバイク…」

そんな風な“流れ”を一枚の写真に出来たりもしやすいのです。

一枚の静止画ですが、イメージの中で動画のように動きを得る…。

もちろん、観る人の美術力や、感性にも…左右されてしまいますが… 笑

そんな感じで、スナップ写真は…
「動き、雑踏の音、空気の匂い」を観る人の記憶の中から導き出す…

そんな事が、きっと…

スナップの本質で、そこに表現があると思います。



スナップでは、50mmレンズが人気があるのですが…
それは、画角が持つ遠近感が、僕らの世界の遠近感に近いので、よりリアルな日常をイメージさせやすいように思います…

その分、人が写ってしまうと、表情が見えてくるので、全体的なイメージよりも人物の持つ被写体力が目立ってしまいます。

もちろん、家族や友人がメインなら、それで良いのですが…

スナップで雰囲気を表現したい時は別です。

モデルならイメージに合わせて表現をしてくれますが…

街スナップだと、人を入れてしまう事で、撮影の言いたいことや表現が…
なんだか…?
伝わりにくい写真も、よく見ますよね。

スナップでは、表情の見える人を写真に入れるリスクもあると言えてしまいます。


広く撮れば、顔も小さく写るので個人の認識がしにくいので、写真のバランスがそのまま写真の美しさになりやすいです。

なので…
まずは、スナップを始めたばかりの人には、28mm 単焦点レンズは良いかも知れませんね。







画角が持つ パワーバランス


あまり誰も言わないかな〜
画角=情報量
この「画角の個性」のバランスなんです。

広角レンズほど、情報量の…記録や説明が、強く出て…

望遠レンズほど、情報にある…個の存在が、強く出ます。

35mm 〜 中望遠域だと、画角の癖は強くは無いので、表現がコントロールしやすいと思います。



なので、28mm の画角は、記録や説明が広い範囲で撮影出来るので…

撮り逃しの失敗が…しにくいと、考えたのですが…

その反面、撮りやすい分、表現は弱くなるので、撮るものに左右されてしまう部分は、あると思います。



写真は、「画角と距離」で、見せ方が変わります。

でも…
これは、中級者の人でも感覚的に理解できていない人が…けっこう居ます。

逆を言えば…
感覚でもいいので「画角と距離の表現」つまり写真の距離感を身につければ、初心者だとしても、良い写真は、撮れると言っていいと思います。


でも、まずは…

撮りたいモノを撮りたい大きさで、画角に入れる練習から始めるのが大事だと思います。


画角に入れば、構図も何も…気にしなくていいと、思います。

写真を純粋に楽しめるのも、初心者の権利だと、思うので楽しんでくださいね。




それでは、良い写真ライフを!








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