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矢沢あい展に行ってきた話
ぼくの奥さんは、矢沢あい先生の漫画『NANA』が大好きだ。
幼少期から何度も読み返しているそうで、ぼくにも度々おすすめしてくれていた。
奥さん曰く「NANAは人生。」らしい。
作品を全く知らなかったぼくはピンと来なかったが、実際に読んでみて、その意味がよくわかった。
ある日、コンビニのコピー機を使っていたところ、一つのポスターが目に入った。
それは「仙台フォーラスで矢沢あい展を開催」というものだった。
ぼくは奥さんにその話をしたところ、「行きたい!」と喜んでくれた。
ということで、奥さんと二人で仙台フォーラスの矢沢あい展に行ってみた。
当日の会場前は長蛇の行列ができており、その時点で驚いた。
年齢層を見てみると、ぼくらより一回り二回り上の世代の方々が多い印象だった。
連載当時からファンだった人たちだろうか。ぼくは、そう考えるだけで不思議と嬉しくなった。
展示会は、素晴らしいものだった。
先生の作品の歴史に沿って漫画の原稿や資料が置かれており、静かな雰囲気がとてもよかった。
ぼくは、こういった原画展や展示会が大好きだ。
それは、「作者の人生を、生身で感じることができるから」だ。
見て、聞いて、会場の雰囲気や匂いを感じる。すると、まるで自分がその作品、はたまた作者の人生に入り込んだような感覚になる。ぼくはその感覚が大好きだ。
自分の知らなかった世界が広がる感覚を味わえるし、心が豊かになる。
ぼくは現在、「NANA」の漫画を読んでいる。
まだ第三巻だが、とても面白い。
魅力的なキャラクターたち、生々しく目が離せない人間ドラマ。ぼくはすっかりNANAの世界に引き込まれていた。
これからどんな展開が待っているのだろう。そう考えるだけで、ワクワクが止まらない。
今後も奥さんと語り合いながら、NANAという偉大な作品を大事に読み解いて
いきたいと思う。
まさに、『NANAは人生』だ。