人生を生き抜くための1冊!

「10年早く読みたかった」
そう思う本に出会いました。

その本は、精神科医で作家の樺沢紫苑さんの新刊「19歳までに手に入れる7つの武器」です。

もっと早く出会い、読みたかったのには大きな理由があります。
私は約6年前に適応障害と診断され、一時期仕事を休職しました。

一部署の役職についており、責任者という立場。
毎日あらゆる業務を抱え、朝早くから夜遅くまで働く日々。
そしてそこに、上司と部下との人間関係の板挟み。

次第に心は疲弊していき、とうとうメンタルダウンしました。

現在は幸運にも寛解し、仕事にも復帰しています。

仕事に耐え切れずメンタルダウンしてしまった私ですが、そうなった原因が本書を読んで改めてわかりました。

一つ目が「整えていなかった」

様々な問題を抱えていた当時。常日頃ずっと悩んでいました。
休みの日もずっと考え、気持ちも身体も休まることはなかった。

そんな精神状態に当時の生活スタイルがダメ押し。

「平均睡眠7時間以下」
「夜更かし」
「運動しない」
「朝食を食べない」

これは、本書にある「お疲れ」状態のチェック項目。
多くに当てはまっており、疲れる習慣を自ら作っていました。

自分の身体が整っていない。だから余裕もない。悩みやすい。そんな負の連鎖が起こっていました。

まずは夜更かしせず、ちゃんと睡眠時間をとり、朝食をしっかり食べて、運動をする。
多忙な日々を乗り切るには、これがまず必要でした。

そしてもう一つの原因が「レジリエンス」

「回復力」「心のバネ」「復元力」「ストレスをスルーする」「ストレスから回復する力」このような意味のこの言葉。
これが、絶対的に足りなかった。

「レジリエンスを高めるためには100回失敗する」
本書にこの言葉があります。

当時、私は仕事で様々なアクションを行い、何度も何度も失敗しました。
でも、レジリエンスが高まった実感はなかったです。

では、なぜレジリエンスは高まらなかったのか?
それは、失敗を「経験」に変えなかったから。

本書の一文には、
「失敗を失敗のまま放置してはいけない。次のチャレンジに活かしていくために、失敗と徹底的に向き合い、フィードバックする」とあります。

その失敗から「何が原因だったのか?」「次はどうすればいいか?」。それをしてこなかった。

失敗を経験に変えるために、考えること、人に相談すること、ネットや本で対処法を調べることなどを怠り、改善の行動をしてこなかった。

だから同じような失敗を何度も重ね、レジリエンスが高まらなかったと、本書を読んでわかりました。

今では失敗した、怒られたことなどに対して、出来事に向き合い、次はどうすればいいかと考えて行動するクセが大分ついてきました。

そういった考えと行動により、レジリエンスが昔よりもついてきて、ストレスも受け流せるようになってきており、嫌、辛い感情になっても長く引きずらず、立ち直ることも早くなったと思います。

「レジリエンスが高いと、人から悪口を言われても、大きな失敗をしても、思い描いた通りに物事が進まないつらさや、人間関係がうまくいかない悩みや苦しいことがあっても、気持ちをすぐに切り替えられる」
レジリエンスのメリットがこう書かれていました。

これを身に着ければメンタルダウンはしない。とても楽に生きられる。
私の中では本書の7つの武器の中でも最強と思いました。

そして、そのために絶対しなければいけないことが、
「話す、書く、行動する」のアウトプット。

アウトプットなくして、レジリエンスは高まらない。
自分を変えるためには、アウトプット力は必須。
この力がないと、様々な能力は得られません。

社会にこれから出る、10代の方々に言いたい。
社会に出て、会社に勤めたら、様々な経験をします。悩み、苦労することもたくさんあるでしょう

そんな逆境に立った時のために、立ち向かえる、解決できる力を若いうちから磨く。
その力をつけられるのが、本書だと思います。
どんな環境に置かれても生きられる力が身につく本と言っても過言じゃない。

本書が世に出たのは、幸運だと思います。
このチャンスをぜひ、早いうちから掴んでほしい。
私のようにメンタルダウンをしないためにも、是非本書の内容を実践してほしい。
心からそう思います。

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