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”銀行名”だけで捜査の手を緩める捜査機関の姿勢には強い怒りがあります! 銀行に配慮する捜査機関は,いったい何を考えているのか!

 

 群馬銀行が”虚偽の有印公文書を作成した事件”は,国の制度である『労災請求』を妨害した行為です。この刑事事件が発覚した時期は平成31年3月ですが,これ以前の平成30年12月から群馬銀行から脅迫のような内容証明が届いていました。つまり,犯行がバレる以前から,不可解な行動が群馬銀行側にあったのです。ところが,相談した地元の警察署は,相談を一方的に拒絶し,果ては,相談にいった私への人格否定のような発言までもあり,まるで私が犯罪者のような酷い扱いを受けた経験が実際にあります。


 そこで,群馬銀行と群馬県警の関係を調査しました。それ程までに酷い行為を警察官が行った訳であり,だから関係を調査したのです。

 これで判明したことは,群馬県防犯協会の存在です。
 群馬県防犯協会の住所は「前橋市大手町一丁目1番1号 県警本部内」 
 つまり,群馬県警察本部内部にあります。
 役員名簿では,以下の通りになっています。一部抜粋です。
 ・会長=群馬県 知事
 ・理事長=群馬銀行 頭取

 群馬銀行頭取が,群馬県防犯協会の要職に就くことは慣例になっているようです。これは県警側から説明がありました。
 つまり,群馬銀行頭取になれば,群馬県防犯協会の理事長職が約束されています。こういった関係にあれば,群馬県警側が群馬銀行に配慮することは容易に理解できます。

 また,群馬県庁が指定する金融機関も群馬銀行です。
 群馬銀行には県庁支店がありますので,これも容易に理解できます。

 更には,群馬銀行頭取と群馬県知事との関係が親密であることも有名であり,たとえば上毛倶楽部(群馬銀行東京支店と同じビル)の最高顧問になっています。これも慣例のようです。

 また更に,群馬県信用保証協会の役員名簿でも同じような体制になっています。一部抜粋です。
 ・会長=群馬県 元職員
 ・専務理事=群馬銀行 元従業員
 ・理事(非常勤)=群馬銀行 頭取
 (なお,非常勤の理事には県内の金融機関トップが就任しており,群馬銀行
 だけではありません。)

  この信用保証協会に関しては,私の投稿記事の中で,既に報道された内容を一部引用し,以下のような指摘があります。

 「内部告発者が受けた仕打ちを見て、私は自分の考えを変えた。違法な報復行為を刑事罰で抑止せざるを得ないと」
異論を排除する世の中に、奥山教授が強く警鐘を鳴らす
(SlowNews/スローニュース)
 

想像してみてください。

ある県の知事から内示されてその県の信用保証協会理事長の地位を得た県職員OBが、副知事の指示で、県内18の商工会議所に一つひとつすべて足を運んで、知事の政治資金パーティーのパーティー券を販売するためのチラシを配布する相手となる中小企業の名簿――それら中小企業のなかには、信用保証協会の保証によって金融機関の融資を受けることのできた事業者が含まれていた可能性があったということなのですが――そうした中小企業の名簿を知事の政治団体のために集めているというのに、それが当たり前になってしまっているのだとしたら……。

(SlowNews/スローニュース) 

 
 群馬銀行側から郵送された”内容証明”については,既に私自身の投稿記事の中で紹介しています。

 平成30年12月14日付けの内容証明であり,群馬銀行リスク統括部長から郵送されました。
 しかし,相談に行った地元の警察署は,一切相談には乗らず,追い返えされた。これが原因で,群馬銀行の虚偽有印公文書作成の事件発覚が遅れ,大きな不利益を被ったのです。
 だから,警察官への不審も半端なく,大きな恨みが残っているのです。

 では,こういった姿勢が群馬銀行だけなのかと言えば,全く違います。
 三菱UFJ銀行の行員による貸金庫窃盗事件でも,同じような事態が起きていたようです。そして,警察側の対応の遅れが10数億円といわれる被害拡大に繋がったものと考えています。

三菱UFJ銀行員窃盗。
故人の貸金庫「空っぽ」で、梅宮辰夫さんが改めて話題に

 この記事でもあるように『相続 貸金庫 空っぽ』などで検索すると、すぐに似たような事例が多くヒットします。
 では,『貸金庫空っぽ事件』について,警察側がどのような対応をしたのでしょうか。これが明らかになっておりません。

 また,三菱UFJ銀行の行員が逮捕されない事態も不可解であるとして,別の報道などでも既に批判的に報じています。
 貸金庫から盗んだ事実があり,かつ犯行の手口も公表されており,警察が立ち入って捜査を行っているのであれば,これは理解できますが,仮に警察側が一切動いていないとなれば,これは奇妙というしかありません。

 更には,「別の銀行」でも同様の事件が起きていました。

【三菱UFJ銀行・貸金庫窃盗】
別の銀行で“行員による1000万円窃盗”の被害にあった人「貸金庫を開けてみたら空っぽだった」 “手口”は教えてもらえず「もやもやしています」
(MBSニュース)
 

 これは,三菱UFJ銀行ではありません。
 「別の銀行」で起きた貸金庫窃盗事件です。
 一部記事を引用します。

“安全”だと信じて疑わない貸金庫からの窃盗。5年前、別の銀行で貸金庫窃盗の被害にあったという安達元一さんが、今回取材に応じました。

(安達元一さん)「たまたま何かちょっと重要なものがなくて、貸金庫に入れたっけなと思って開けてみたら、空っぽだったんですよ」  

安達さんによりますと、貸金庫に保管していたという現金1000万円が紛失。銀行の調査が始まったといいます。そして数か月後、銀行から伝えられたのは…  

(安達元一さん)「うちの行員が盗んでいましたと。銀行に預けたお金を銀行員が盗むなんてありえないと思っていたが、世の中に100%なんてことはないんだなとよくわかりました」  

一方、どのように盗まれたのか、その手口については…

(安達元一さん)「どういう手口でやったのか知りたかったんですけど、最後まで教えていただけなくて。もやもやしています、今でも」

(MBSニュース)

 つまり,この「別の銀行」でも行員が現金を盗みました。
 しかも,時期的に考えると,三菱UFJ銀行の事件よりも前の事件です。
 それでは,警察側はどのような対応をしたのでしょうか。
 これも全く分かりません。

 ただし,断言できることは,『貸金庫空っぽ事件』といったような事態は,まずあり得ません。
 貸金庫は,「入れる必要がある貴重品等」があるから利用するサービスであって,空っぽの状態にするために,高い料金を支払って利用するものではありません。
 これが,たとえ相続時だとしても,貸金庫の中身がなかったら,これは「盗まれた」との認識が必要です。そして,警察には必ず相談して下さい。

 それでも仮に警察側が応じない場合には,私が実際に経験した「群馬銀行側に配慮した警察官」がいることを思い出して下さい。
 
 警察側の対応として,なぜか「銀行名」を出すだけで消極的姿勢になるケースがあり,これは弁護士でも同じような方々がいます。
 つまり,弁護士でも「銀行名」を出すだけで引いてしまいます。

 ただ,銀行は特別な存在ではなく,民間企業に過ぎません。
 この民間企業に過ぎない銀行に配慮する警察官や弁護士は,考え方から不可解であり,この延長線上には,検察官や裁判官までいます。

 「銀行=信用できる」といった根拠のない考え方が蔓延している可能性もあり,これが貸金庫窃盗事件でもバレたような印象です。

 なお,「別の銀行」については,関係機関に問い合わせています。
 つまり,銀行名の公表です。
 しかし,一切回答がありません。

三菱UFJ銀行 副支店長が“司忍”を名乗り顧客を脅迫していた!
極秘資料入手、会長は直撃に…《三菱UFJと半沢頭取を査定する》
週刊文春

 群馬銀行にせよ,三菱UFJ銀行にせよ,コンプライアンス精神はどこに消えてしまったのか。
 銀行における信用信頼は業績だけではありません。
 顧客との人間味のある関係が重要です。
 これを忘れるような銀行は,如何なる批判を浴びても仕方がありません。
 また,銀行が従来から体質として持っている「隠蔽」は,不都合な事実を隠すために使われており,これではブランドイメージの向上は困難であると指摘させて頂きます。

以上

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