キャンプYoutuberの撮影機材紹介 プロがおすすめするコスパ抜群の買ってよかったカメラ機材【これから始める初心者にも】
プロって?
私、実は本業の一つが映像の制作で、かれこれ10年以上仕事してます。普段CMとかPVとか作っているんですが、昨年からキャンプ動画をYoutubeにアップするようになり、自分なりに、キャンプを楽しむことと、映像を撮ることのバランスを保ちながらやってきました。映像を撮りに行くためにキャンプを行くようにはならないようにしたい、映像を撮るのは好きだけど、まずはキャンプを最高に楽しみつつ、その記録を残していこう、というスタンスでやっています。そんな僕が普段使用しているおすすめ機材をご紹介しようと思います。
もちろん機材やレンズは正直「高ければ高いほど性能がよい」というのは否めません。ただ、個人的にはツボを押さえてさえいれば、多少安いギアでも使いこなすことは可能だと思っています。
メインカメラ
まず最初に紹介するのは、映像を撮る上で欠かすことができない「カメラ」です。カメラはSONYのA7Sを未だにメインカメラとして使っています。このカメラの特徴や良さはまた別の動画で詳しく解説しようと思いますが、僕のYoutubeに上がっている動画のほぼ全てはこのカメラで撮影されています。さまざまなカメラメーカーのカメラを職業柄触ってきましたが、他のメーカーではなく、sonyをオススメする理由としては、やはり高感度の強さが圧倒的だからです。パナソニックもGH5Sという機種を発売していますが、やはりフルサイズの高感度モンスターは夜の暗闇が多いキャンプ撮影において必須の性能であると考えています。なので、現環境で、高感度に関しては文句なしの一位であるソニーブランドを選ぶのはごくごく自然なことかと思います。またメインが後述する6500ではなくa7sである理由も、この高感度性能によるものが大きいです。
レンズ
SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z
次にレンズをご紹介します。SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Zです。僕の撮影のほぼ80%はこのレンズで撮影しています。こればっかりは若干値が張るのですが、それでもSonyの純正レンズの中では比較的値段が抑えられています。F値が1.8通しで、美しい描写と、ボケは本当に素晴らしいです。残念なポイントとしては、手ぶれ補正がついていないのと、テント内など狭い環境だと、ヨリの絵しか撮れなくなってしまうので、そこは他のレンズを使用しています。
E PZ 18-105mm F4 G OSS SELP18105G
もう一個、ご紹介するのが、こちらのズームレンズです。F4なのでそこまでボケないし、暗いのですが、そこはボディの感度で明るさを確保しています。こちらはとにかくカバーする焦点距離が長いので、ボケ味の美しさにそこまで拘らないならこれ一本でキャンプ動画の撮影が完結してしまうくらい便利なレンズです。しかもこのレンズもかなりリーズナブルな価格です。さらに電動ズームもついています。a7sと合わせて一本だけ持っていく、とすればこのレンズになるんじゃないかな、と思います。
SAMYANG 単焦点広角レンズ 14mm F2.8 ED AS IF UMC ソニー αE用 フルサイズ対応
レンズでもうひとつ必ず使用しているのがこちら、サムヤンの14mmです。こちらは夜の星空のタイムラプス用に使用しています。このレンズもクオリティの割にとにかく安いです。僕の夜空のタイムラプスは100%このレンズを使用しています。惜しむらくは大きくて重たいので、若干持っていくのが億劫になってしまうところです。ただ、Eマウントで、ここまでの超広角、かつ、明るいレンズとなると、このレンズの3倍以上することもザラなので、そこはトレードオフとも言えます。
サブカメラ
SONY α6500 ILCE-6500
サブカメラはa6500。言わずとしれた神機です。こちらには大抵明るい単焦点をつけっぱなしにして手持ちで撮ったりしています。日中の観光とかではこちらをメインに使っています。6500はボディ内での4k撮影と手振れ補正がついている点が非常に優秀です。
NEEWER 32mm/F1.6
6500につけているレンズはこちら。NEEWERの32mm/F1.6です。シャープネスは足りないのですが、明るくて、手軽で、安いので、気軽に使えます。檜原村のvlogはこのレンズ一本で手持ちで撮影しました。
個人的にはこれでも十分だと思っています。
三脚
トラベル三脚 Element スモール アルミ 5段
次に三脚です。三脚はマンフロットのトラベルトライポッドを使用しています。Manfrotto トラベル三脚 Element スモール アルミ 5段です。軽くて、コンパクト。キャンプに持っていっても邪魔になりません。撮影以外では何かをひっかけておいたりすることもできるのでなにかと便利です。こちらはいわゆるビデオ三脚ではないので、パンやチルトはできません。
ゴリラポッド
もうひとつ、ゴリラポッドをかならず持っていきます。木や不安定な場所に取り付けて撮影したり、リグがわりにしたり、何かとあると便利です。これでvlogしている人も多いですよね。アウトドアにはぴったりのアイテムです。
マイク
Neewer ユニバーサルビデオマイク
次はマイクです。マイクも本当にピンキリなので難しいところなのですが、あえて今回は僕がめちゃくちゃ使っている超格安マイクを紹介します。いいところは、とにかく安くて、小さい。音質は若干デジタル感があるものの、ASMRを収録するわけではないので、及第点、といったところです。ただ、マイクも超精密機械なので、アウトドアの環境に持っていくこと前提であれば、壊れてしまってもダメージが少ないものを持っていく、というのも重要なファクターだと思うので、僕はこれをオススメします。もし、もっとこだわりたい、と思ったら上位機種を購入しましょう。
チャージャー
チャージャーはこちら。
Bluettiのモバイルバッテリーを使用して、常に2個ずつ充電してローテーションすることで電池切れを防いでいます。SONYのカメラはとにかくバッテリーの消費が激しいので、バッテリーは10個以上持っていきます。
照明
Andoer 超薄型 LED ビデオライト
続いては照明に関してです。基本的にはランタンや焚き火、自然光で撮影することが多いですが、どうしても照明が必要になった時に使用しているのがこちら。
これが優れているのは、充電式で、光量が十分にあり、さらには色温度を変更できる、という点です。小さな液晶がついているので、そういった情報を目視しながら確認できるのが本当に便利です。これがあることで、手軽にちゃんと見せたい部分を見せられるようになったのはこのライトのおかげだと思います。
カメラバッグ
Amazon Basic カメラバッグ
カメラバックはAmazonベーシックの安いバッグに入れています。基本そんなハードな状況には置かないのでとりあえずショック吸収できればいいかな、という程度です。しかしこれは作りもしっかりしていますし、リーズナブルなので、個人的にはとても愛用しています。背面にPCを入れることができ、小物やケーブルの類は前面のポケットに収納しています。
その他
細かなギアの紹介をしていきます。あると便利なものたちです。
トップハンドル
まずはトップハンドルです。これは正直類似のものならなんでもよいのですが、僕はケージと一緒にセットでついてきたものを使用しています。カメラを持って移動する時に、手袋をしていても持ちやすく、誤って落としてしまうことを防ぐことができます。取り回しがしやすくなるのでおすすめです。
カメラップ
次にmont-bellのカメララップです。僕は主にカメラをこのラップで包んでバックの中に入れています。機材系ならなんでも包んで置いておけるのでとても便利です。
ドローン
Mavic mini
最後にもうひとつ。ドローンはmavic miniを使用しています。
しかし、残念ながら関東近郊のキャンプ場ではドローンの使用を禁止しているところがほとんどですし、よっぽど地方に行かないとなかなか飛ばせないのが現状です。こればっかりは仕方ないですね。
いかがだったでしょうか?他にも使用している機材はあるのですが、一軍は今回ご紹介したものになります。ただ、気をつけなくてはいけないのは、「どの機材を使うのか」ということではなく、「あなたが何を伝えたいか」という中身だと僕は信じていますので、機材にばかり気を取られず、ストーリーテリングにこそこだわるべきです。そのためには、自分自身がキャンプであったり、その時間を誰よりも楽しむ、ということが大切なのではないかと思っています。