香水で想起させる(600文字)
行きつけの恋愛マスターの美容師の方に教わりました。
香水では個性を出すなと。
その他大衆が使用している香水を使えと。
同じ匂いじゃん
それでいいんだよ。
「個性出した方がいいんじゃない?」と僕。
「香水に必要なのは個性じゃなくて使用率だ」と美容室の兄さん。
「じゃいつもユニクロの服着てるのいじらないでくださいよ」と僕。
「いやモテ男は下着でもユニクロは履かないぜ?」と美容室の兄さん。
「ほんなら何履いているんですか?」と僕。
「アルマーニだよ」と美容室の兄さん。
そんなもん知らんわ。
話がそれましたが。一般大衆の使用率が高い香水を使うにはわけがあるようです。
「想起させろ」
香水でお前を想起させろと。
うわこの人やりてだなと一瞬で理解しました。
だから個性を出さず、一般大衆の使用率が高い香水の使用を勧めてきたのか。
使用率が高い
街中でよく匂い
お前のことを想起させる
となんとまぁテクニカルなこと。
何を使えばいい
オススメされたのが、SAMURAIの香水
うん。うん。
この香水で思い出したよ。親戚の油ギッシュなおっちゃんを。
あの子にがこのSAMURAIの香水で思い出すのもきっとそんなところだろうか。その想起する人物の中に僕が加わった時はどう思うのだろうか。同じように油ギッシュに思われるのかな。
逆にその方が、競合他社が弱い方がきっと自分にとって有利に働くと言い聞かせて香水について語るのはやめます。
あの頃の心を一刀両断にする侍(SAMURAI)に慣れると信じて。
それでは、ブレイキングダウンのオーディションを見るんで失礼します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?